【2009年10月】
10月25日(日) / どうして報じられないのか
(^o^) まあまあ
押尾学裁判を眺めていて不思議で仕方がない。
公判廷で審理された事と云えば、
@MDMAをどちらともなく服用を持ちかけられ、公判はそれをどういったシチュエイションで摂取したか、「はいしました」。
@服用したのはセクシュアルな目的で二人でしたね、「はいそうです」
@どちらが服用を持ちかけたかはメールの表現で、検察と弁護側で見解が分かれた。
これだけの事実関係の確認だけで、この公判はたった一回で結審。そして求刑となった。
それを受けて、マスコミのほうは求刑が『それで「懲役1年6カ月」は軽いんじゃないですか?しかも執行猶予刑となりそうだというし、ましてや死んだ人がいるというのにどうなっているんでしょうか!』
このように報道は伝え、パネラーがしきりに首をかしげてみせる。
ボクはそんなものなのだと思う。
ものには順序というものがある。
つまり今公判は、ヒルズの住居棟の一室で押尾とバツイチのホステスが共にMDMAという合成麻薬を服用した。
…その事実は違法状態である。
たったそれだけを争ったのであって、別にそこから先その女性が死んだとか、男らしくないとかについて問うたものではない事をきちんと整理して報道機関は伝えるべきなのだ。
それぞれの社でそうしたコメントやら観測を付け加えることで、どうして視聴者や毒者に解説してやろうと思わないのか不思議で仕方がないのである。
庶民らはああした男らしくない野郎が、ひょっとしたら執行猶予(my予想=執行猶予3年)あたりでシャバでまたデカいツラをするのではないのか心配でハラハラしているのである。(結果 1年6カ月執行猶予5年 11/2追記)
最近は自民党&高級官僚の超浪費族という悪党を倒したばかりなので、国民全体がちっぽけな悪にしたって鼻息荒く、やたら正義漢してしちゃっているのである(笑)。
でも皆さん心配いらないんです。
今度の公判は来月11月2日に判決が下りるけど、おそらくは裁判所を出たところで再逮捕という形式を取って、今度はお待ちかねの本題=『保護者遺棄致死罪』という重い裁判が始まるわけなのです。
つまり、ラリって死んだ(もしくは死に追いやった)ヒトと一緒にいて、ラリっていた者が結局はほったらかしにしたために亡くなった…というのがこの事件の概要なのだから、まずは合法であろうが非合法であろうが、『一緒にその人とラリりましたよね』と、まずはその非行を認めさせたところから始めて、既成事実化しておかないとならないのである。
つまり先に非合法ドラッグありきで、その非行があってこその『致死事故』なのだから、MDMA所持・服用という土台を起訴→有罪というコンクリ土台を固めてこそ…”そこから先”を始められるのである。
ヒルズの玄関先で捨てられていた死亡女性の携帯電話、これにsimカードに指紋などは残されていたのか。
筐体の材質からいけば、ケースにはかなりくっきりと廃棄した人間の指紋が残っているだろう。
これがエイベックスのマネジャーのものなのか、それともマネジャー2名(Aが押尾付き、後から来たBがAの上役)と友人とやらを呼んで”協議”した後、その友人とマネジャーらを残して押尾と友人は、なんと同じ住居棟の最上階にあるピーチジョン社長所有の別の部屋へ避難しているのである。
”主役”をそうやって隠した後、遺体のある部屋からマネジャーが110番通報するのである。
駆け付ける捜査陣や救急車、麻布署とは2軒先。たった50メートルなのだからたちまち下界からは大騒ぎの騒音が最上階の押尾と友人の耳には飛び込んできたことだろう。
さて、彼女の携帯電話機をその時点で誰が所持していたのだろうか。
ボクはここがこの『遺棄致死事件』のキモだと思う。
その騒ぎの中、押尾と友人(=男)はスキを見て(?)階下に降り、玄関を出て墨田区のラブホテルに翌朝まで潜伏するのである。
ここまでが公然化されている事実だけれど、押尾はこの際に階下で正面玄関を出た後、10メートルそこそこの玄関わき植え込みに携帯電話を投げたのか。
それとも、マネジャーが事件現場での聴取を終えて玄関先にやって来るのはいつの事かは知らないが、おそらくは翌朝近くまで「押尾の所在」については突っ込まれたことだろう。
警察とのやり取りについては「Bが押尾との間に入っていた」、警察が何度も押尾の携帯を鳴らすものの、何度コールされも怯えて通話に応じない様子をこの友人は週刊誌に証言している。
それがBの電話番号から「警察の電話だから電話口に出なさい」とかの前置きがあって、携帯の通話スイッチを押したのは翌朝の事。
さて、はたしてBという人物は、この長い警察との”攻防”のかん、ポケットの内側に被害者の携帯を収めたままだったのだろうか。
Bの指紋だったとすれば、もちろんそういう悪辣な意図のもとに隠し持っていたという解答に返ってくる。
その証拠隠滅という身体を張った捜査妨害の意図するもの。それはただちに押尾のつまらん名声を優先させ一人の女性の命などを顧みない冷血漢の思想から来るものだ。
また、その携帯の電源スィッチは間違いなく死亡後には切られていただろうが、それは一体誰が切ったのか。
通常、善意の者であれば、息絶えんとする女性の元に電話をかけてきた者がいるとしたら、「そこへ救いを求めるもの」ではないだろうか。
「彼女を救おうとの気持ち」があるならば、スイッチをオンにして救いを求めようとこそすれ、まさかそれを切ってしまう事だけはしないように思うのだが、ボクの考えはうがち過ぎなのだろうか。
ボクはこの携帯電話からの指紋こそこの事件で問われるべき良心がかかっていると思う。
あの高相とやらと酒井のコンビも、結局あれだけ女房が逃げ回ったのは(あの事件直後から、あの逃亡は「シャブ抜き」と指摘したのは当『・・・日記』が最初だと思う)単にシャブ抜きだけではなく、シャブの供給源を遠ざけるための時間稼ぎだったのだろう。
その答えとなったのは、おとといの高相初公判だった。
さすがに、女房の検察側証拠を早々と証言して協力していた高相だったが、
『シャブの入手先』となると、とたんに口をつぐみ、意外なほど検察官に悪態をつきスっとボケる始末。
これは妻モロとも…お縄となろうとも、絶対に隠しておかなくてはならないのはただ一つ【背後関係】ということか。問わず語りに高相はこの公判廷で述べてしまったようなものだ。
明日の酒井初公判、ご亭主高相は出廷もしないのに何度も何度もボクらを驚かせてくれることになっているのだ。
それは検察官への証言で明らかにされる段取りなのだが、それが酒井にことごとく不利なのは、他ならぬ『大会に出た事もない、プロサーファーの亭主ドノ』(笑)が警察官に喋り、チクりまくった証言によってほとんどの起訴理由が構成されていることなのだ。
揺るぎようのない『共犯証言』という最高級の証言となっているわけなのだから。
つまり、酒井は高相によって有罪となるようなもの…というわけだ。
憐れなものである。だが、それでもけっして表には引き出されない者どもがいる(はずだ)。
押尾といい高相+酒井といい、大したタマである。「末端の仲間は売っても」(シャブの出元=)組織だけはここまで守り口を割らないのだから、ちょっとした「クミ組織のモンだ」と云っても通用する”スジ”の通し方だろう。エラい。(『プロサーファー』よりは信ぴょう性がある 笑)
ハワイの名誉のため(?)にも云っておくが、あちらではシャブのような自滅的なドラッグなどの流通はない。なぜならシャブことアンフェタミン系覚せい剤は、ほぼ100%が北朝鮮や日本(韓国)経由なのである。
昔からハワイのみならずアメリカではあのテは流行らないし、流行らなかった。
そんな”需要”が見込めないものを危険を冒してまでアジアから持ち込む価値などはないからだ。
さらにマーケットをジャンキーの間に新たに作らなければならないリスクもまた大きい。
『ハワイでシャブを始めたやった』なんて供述をしているバカがいる…、こんな事が報道されたら現地では噴き出して笑う怪しからん者がさぞ多かろう。
あくまで高相が守ったものは「ブツの出どころ」であり、そこまで徹底しているというのは先にボクがたてた《高相=売人》説を裏付けてしまうのではないか。
それにしても、彼らの世界って一体どこまでダークなのだろうか、ボクらの想像には全く及ばない連中ではないか。
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10月22日(木) エンジェルスを救うぞ、10人目の男
(^o^) まあまあ
ボクは仕事柄?なのだろうが、いつの間にか「ひいき球団」というものがなくなってしまった。
そりゃあ淋しい事だけれども、ボクが特定のどこかの球団関係のアイテムだけを総合崩しながら(マンガ家東海林さだおさん流なら『ニャグ〜』という様子)、鼻の下を伸ばし(笑)
『OOO円です』とでもやったら、それをご覧の方々はどこかおかしいと金額に不信感を少なからず抱くであろう。
好きや嫌いで市価に揺らぎが出たら相場ではなくなる。
だからいつの間にか、勝敗よりも応援している選手が活躍する事ばかりに、もっぱら興奮は集中するようになっていた。
たとえば、森野は頑張ってほしいが中日落合には負けて欲しい…みたいな。
(でも、落合がシリーズに出るなら、できれば野村楽天に進出して欲しい。ご両人ともいかな恩人とはいえ「頭を下げる礼儀」をわきまえない野球バカ。さらにひたすら女房には頭が上がらないという共通点がある。
また落合は「野村ID野球」の孫弟子にあたるスジ。その「実践者」としては古田と並ぶ最優等生であるからでこの師弟対決は格別に面白いことだろう。またここで原巨人が中日に負けると、それはそれでナベツネの老害がまた再開することにもなる。)
そのボクも、じつはこのところ「アリーグの代表にはエンジェルス」が勝ち抜いて欲しいと願っている。
「ヤンキースにはあと一つ勝てば進出」と、王手をかけられてはいるけれど、絶対にそれを退けてALCSできっと優勝するものと信じて疑わないのである。
その理由は、エンジェルスの選手たちが胸に付けている【34】というメモリアルパッチ(追悼ワッペン)にある。
彼らナインは目で数を追えばグラウンド上には「9人」しかいない。
だが実質上、彼らの心の中には背番号【34】を背負ったエイデンハート投手が加わってこのシーズンを『10人で闘ってきた』のだ、だからヤンキースにも負けるわけがないのである(ポサーダはだ〜い好きなんだが)。
それは開幕して間もないアクシデントだった。
今シーズン開幕直後に、このエンジェルスは09年必勝のロースターで一つの大きな軸を失ってしまうという大誤算があったのである。
4月の深夜、8日から「9日」に日付が変わって間もない深夜のことだった。
ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのニック・エイデンハート投手が、仲間の運転する自動車に乗って、カリフォルニア州南部フラートン市街の十字路を通過中のこと。
右方向からやって来たミニバンが赤信号を無視して突っ込み、ニックの乗っていた助手席(三菱エクリプス)へと直角に食いこんだ。
それも約8・90キロのスピードの勢いとあって、二ックは即死。同乗者4人のうち2名がその場で即死、残りの1人も病院に運ばれた後死亡する。
この事故からほんの数時間前の8日のナイトゲーム。
対アスレチックス戦で二ックは今シーズン初先発で《6回無失点奪三振5》と好投したばかりの試合後、彼はこの事故に遭った。享年22歳だった。
エイデンハートは86年生まれ。04年にエ軍にドラフト十四巡目でピックされ。
ドラフト直前に痛めたヒジの完治に周囲は時間をかけ見守ってくれた。
08年5月1日に試験的にメジャーデビュー。
09年は《今季エ軍のトッププロスペクト》として選ばれ「実質上ルーキー年」としての今季躍進が期待された。
ド軍の第二期黄金期を正捕手で支え、智将ぶりは先輩捕手でやはり事故死した伝説の名捕手、ロイ・キャンパネラの再来とうたわれたマイク・ソーシアエ軍監督の手塩にかけたスターターピッチャーだったニック。
今季初登板として送り出し、捲土重来のかかった今シーズンを占う意味での大事なゲームで、ソーシア氏のお眼鏡にかなっていたことを早速証明して見せた矢先の事だった。
いや、開幕して上位4人の先発陣のピリッとしたところがない中では出色、ナンバーワンの出来といって良い内容で、どうやら『第3番目の先発要員』とこのゲーム終了後はランキングされていたようだ。
不振から立ち上がったエンジェルス新体制、その期待を台無しにした相手のドライバーは、なんと保護観察中の身でありながら、事故後の当局の検査によれば、規制基準値の3倍ものアルコールが血中から検出され、殺人罪の適用も視野に入れて現在でも厳しく追及されている。
惜しい。エンゼルスは彼に新人王を獲らせるべく、昨季のテスト先発もたった一度だけ体験させて、わざわざマイナーに落として実戦経験を踏ませてきた。
それも、勝負勘を養わせ今季のチーム躍進にも役立たせようと満を持した育成計画の下で、送り出した結果…だったのである。
ボクの仲間は同球団に顔が利くのでこの晩、二ック本人への挨拶、サインや実使用品などへの交渉に出向いてもらっていた。
たまたま登板日に重なり、お役御免までの待つ間に、あれよあれよと冒頭のような大好投。
通常メジャー投手の若手バリバリというと、25・6歳。日本に比較すると肩やヒジを酷使せずに大学卒業年齢以降のローテーション入りを目指すものだ。
そこへ高校出のニックは22歳、しかもかなりの大器で右腕の本格派。
アナハイムのスタンドには、元シークレットサーヴィスのエイジェントがこの試合を感慨深げに眺めていた。
ジム・エイデンハート。
休みを取るたびに、自信若い頃に目指していたプロ野球投手への夢を、この息子ニックに託し、キャッチボールから教え、リトルリーグにハイスクールと一緒に付き合ってきた。
いつの間にかめきめき成長した《ひとり息子》究極の姿を、今日ここのマウンドで眺めて至高の気分となっていた。
『ダッド(オヤジ)、水曜日にきっといい事があるのでそれを見せられるよ』と、東海岸のメリーランドからこの西の海岸べりの都市まで息子は父を呼び寄せた矢先の事だった…と”あの”剛腕エイジェント、スコット・ボラスはメディアに語っている。
翌日のアナハイムのグラウンドは、早くから無言のナインらが首を下げ無言でマウンドに膝をつき、プレートに腕を寝かせて、昨晩このラバーを痛めつけて力投した若き同僚のスパイクの後を捜しては涙にくれた。
トリイ・ハンターはロッカーで行われた選手会による、面会謝絶ミーティングに父ジムを招き入れた席で、こうナインに向かって発言したという
『(ファンにも向けての事だろうが、*前野)子供たちや、老齢の者も心穏やかにしてこの事態を受け止めて欲しい。こうして人間とは苦闘し、報われないままではあるけれども、多くの人々に感動と動揺を与えたまま突然、天に召されてしまう事もあるという現実をかかえながら我々は社会で仕事に就いているのだ』
『こうした現実を受け止めると、私は家を出る際に子供たちにキッスを贈り、家族ら全員とそうした交歓を済ませて外部へと足を踏み出すよう心掛けているのは、出会いと別れを決しておろそかにしたら後悔をするだけだ。そうした意味からなんだ。』
ジムのほうも同僚らを前にこう述べたと伝わっている
『息子は、マイナーリーグで投げていたものを、皆さんや球団の方々によって、こうしてメジャーのマウンドへと引き上げてもらったことに対して、ひたすら感謝をしたいがため、昨日の試合ではあいつなりに頑張ったのだと思っています。』
ボクはちょうどこうした家族構成の中で生かせてもらっている。
それだけに、このジムの気持ちを思うと、胸を引き裂かれるようでたまらない。
仮に…の話だけれども、中継ぎ・クローザが頑張って勝利投手にしていたとしたら、この事故はなかったし、ニックは今日も好投しているはずだ。
チームが負けてしまった以上、自分のパートで好結果だった…だからという事で公然とナインらと祝杯などは上げられない。
それだから、地元の気の合った仲間とだけそっと一緒に祝杯を上げるために、ナインの輪から抜け出した…その気遣いの結果がこの悲劇へと導いてしまったのである。
なんという皮肉だろう。
もし敗戦投手となったのだとしたら、父ジムとそっと反省をこめた乾杯となって、これまた悲劇とは遠ざかっていたはずだとボクは推測する。
人生とはこれほど複雑に絡み合い、また結果だけはどうしようもなくバッサリと決めつけられてしまうものなのか。
この日を境にして、どこへ行ってもエンジェルスベンチにはニックも同行する事になる。
ベンチのど真ん中に【34】の彼の実使用ホームユニフォームが、指定席となって全試合置かれるきまりになったからである。
ボクの仲間は単なる挨拶に訪れただけなのが、思ってもみなかった【六回完封】劇を目撃し、それに小躍りするニックから『「この日」を特定した日付入り』のサインボールのゲットにたまたま成功してしまう。
ボクらにしたら、単に「ニック・エイデンハートのアイテム」を今後取り扱うための「サンプルがわり」に、名を記してもらうだけのボールだと考えていなかった。だから一個だけしか持って帰らなかった。
2時間ほどで、悪魔の【9日】へと日付が変わる、その最後の局面で頂戴した、何げなく書き込んだ日付入りの、「最後のボール」だけがボクの手の中に残っている。
人目をはばからず、幾日もアナハイムのロッカーで泣きはらしたエンジェルスのつわものたち。
このままでこのくやしいシーズンだけは終わらせるわけにはいかないだろう。
ハンターをはじめ、必ず何かしてくれるはずである。
ボクも見込んだニックの才能もふくめ、今回だけはヤンキースには負けるわけにはいかないシーズンなのだ。遠くメリーランドの土地でも同じ思いを共有している同世代の両親も同様だろう。
心配するこたあない。なにしろこの球場には何よりも頼りになる”逆転劇を呼ぶ”というおサルのマスコット、「ラリーモンキー」が棲みついているのだから。
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10月21日(水) 『詐欺師』秋本久雄は再度潜航する (後篇)
(^o^) まあまあ
19日からの続き
簡単なストーリー構成を始めた。
いや〜次々と出てくる出てくる、「絵」になりそうな実際のエピソードが。
クソも今回供述しているが『将来は「横綱」と嘱望され、中学生の頃には後援会ができ、50万だの100万だのがこうした年齢から金銭感覚がマヒしてしまった親兄弟』(結局はこうしてヒトのせいへと転化する性格なのだ)
中学生なりに重ねた(ごっつあん感覚の?)詐欺無銭飲食から、将来のナマケ癖や実は小心者という致命的で大相撲で窃盗に走り、救いの神となった名門大学相撲部の大監督や「先輩」でありながら『後輩』とカタり撒き餌に利用し尽くした人気力士の名前=舞の海やら魁皇にたち。
彼らへの毎日のように繰り返される裏切りの数々。
「東洋水産副社長」「同志社大学相撲部」「一級建築士」…と、たしかにこれほどバラエティに富んだスリルとサスペンスのペテン人生は格好の映像媒体向けなのだろう。
さらにそこへ今回法廷で被害者女性からこんな重大な証言が、書面によって判事が朗読されている。
『秋本はインポだったらしい』(爆笑)のである。
偶然、ボクは昔取材した大物結婚詐欺師の話を当『・・・日記』に書いた際、
『秋本久雄は、この男のようにもしかすると「不能者」なのではないか』と大胆に云い切っている。
それを被害女性は『この場ではっきりさせておきたいのは、被告とはいっさい性的関係ではなかったと名誉のために付け加えておきます…』といい切った。
どうやらそれがAさんだけではないようなので、ボクは思わずガッツポーズである。
『やっぱり…』
だが、サツ回り記者からのデータでは今回の事件で、こうした女性を毒牙にかけながら、そのカネを手にした足で、その晩かの《秋本への情状酌量を申し立てた女性(以下「X」と略)》と都心の高級ホテルで一夜を共にしている事実が、さんざ今回舞台とされてしまったペニンシュラホテルうちでは明らかになっている。
さらにホテル業界のセキュリティ網はしたたかなもので、超有名ホテルのOで、そのXの実親に子供二人、プラスクソというグループで、数年前のゴールデンウィークに連泊し、がん首そろえ無銭飲食宿泊で逃亡しているのが確認され、手配されている情報もあがってきた。
しかも、見逃せないのはこのX、クソと長い間一緒に行動を共にしているのに、被害届も出されず、あろうことか『出所後には身柄を引き受ける』と宣言して、判決を軽くするように道を開いているのは、何を意味するのか。
…となると、@Xはクソにダマされているまま。A明らかに共謀共同正犯
このどちらか、ということになるとAと見るのが妥当だろう。
となると「同じ穴のOO」と、疑惑の目を向けるのも仕方がない。
ボクは今回、検事の調べで明らかになったクソへの最終弁論を耳にしていて、「1億円以上の被害」を上げているという事は、ABCDさんをはるかに上回るような残酷な犯行…に泣いた被害者らが裏で泣き寝入りしている、と片付けてきた。
だが最後の『被害者感情』を次々と代読されるにつけ、それら被害者感情が披露されるうち、そこで繰り返される『死にたい』『死んでしまいたい』という女性らのうめき言葉で、ふと気が付いた事があった。
『名乗り出てこない”泣き寝入りしている?”彼女らが名乗り出てこないのは、名乗り出ないのではなく、もしかして死んでいるからではないのか?』『自殺してしまったのではないのか』という疑問である。
いみじくもその求刑に先立っての言葉の中で
『今回この事件で自殺者が出なかったのはせめてもの幸い』との読み上げはズシンとボクの胸に迫った。
こいつの04年出所以降のシャバでの足取りを追えば、必ずこいつの金庫に振り込んできた女性らの記録も出てくるし、彼女らの所在確認も明らかにできることだろう。
番記者によれば今回の起訴に含まれていないそれだけの金額は、ある一定の短期間に同じ口座に対し同じ女性(複数)が立て続けに6千万円振り込んで、ある日突然パタリと途絶えたりしている女性が、(あれだけの逮捕報道があったにもかかわらず)名乗り出てこないし、ましてや被害届にも名を連ねていないのはどう考えても異常だろう。(それはそれで集中してこのクソの足取りを逆にたどり、再逮捕再起訴まで持ってゆきたいと思う)
上記、最悪の場合に刑法には限界があったとしても、このクソの所業は『詐欺』など飛び越えて、実質上の『殺人予備』に近いし、少なくとも自殺ほう助みたいなものである。
『もしかして…』の可能性も視野に入れて、「捜査一課のマター」として情報をまとめていってみたい。
当然、この映画のシナリオには、インポに加え「消えた被害者」らも大きなモメントとなるだろう。
ボクの方も進めてきた取材データをまとめてゆけば一冊の単行本となるヴォリュームとなる。
大変意義のある事で結構なお話だと思った。
この出版や映画化などは、ひとりボクの利益に帰するものでは絶対にない。
刑法がこうした形でしか裁けないのであれば、実力でこのクソの復活を阻止すべきではないか。
本人は『たかが10年』とタカをくくっているだろうが、『出所してくる約10年後も、犯行に手を染めれば「あ・あいつだ」と思わせる事』が大切なのである。
出所後、本人が”シゴト”に精を出すうち早々に、被害届が出されていきなりワッパが喰い込むよう社会がこのウィルスを総包囲してしまうことではないか。
人権の国アメリカなどでは、婦女暴行や幼児へのいたずらを繰り返す者には、コミュニティがそいつを全体で監視するよう、地元警察や地元メディアがインターネットで出所後の警戒を呼び掛ける制度を10年も前からスタートさせて成果を挙げている。
クソにも人権はあろう(笑)、しかしクソが相手にしてきたのはごくごく平和に、まじめに職場でコツコツやっているタイプの女性ばかりをターゲットに、『無理やりシンデレラ役』を押し付けて両目をふさいでカネを絞り出すという非道の手口だった。
こうした女性たちの生きる権利、いや普通に暮らす権利は最初からみとめて保護しなければならないではないか。
こちらの人権が、どれだけクソの人権よりも貴重かは測り知れない。
そこで貫徹すべき正義とは『適確な情報』を忘れることなく語り継ぎ、忘れない事である。
ボクなどはできれば【8年後に鳴りひびく目覚まし時計】が欲しい。
8年後(?)出所したらしっかりどこかにプールしていた1億円あまりを手にしてニヤリとして、さらに巧妙にバージョンアップした詐欺を開始するのだろう。
とにかく、被害女性にせめて被害弁済だけでも初めて下獄しないかぎり、この情報戦争を開始する。
まずはXなる女性を、その制作プロが洗いはじめた。
ボクが出した指示は、「Xの身許を洗う」事。
『本当に息子さんは本当にそうした”障がい”者なのか』(クソはこうしたところから嘘が始まるのだ)
『真の家族構成と、クソとの真の関係』
『今回、クソとの連係プレーで(偽証など)違法なことはなかったか』
『ホテルOの踏み倒し事件の洗い直し』
『クソが被害者から奪った戦利品などを授受していないか』
すべて刑事告発を視野に入れ、本腰を入れなければならない重要な立ち位置に彼女は立たされてしまった。
それをまず崩し、我々が(前回分も含めた)被害者女性らへの接触するのは遅くはなかろう。
ところで、附録だがボクが「夕刊フジに」連載していたコラム【球体力学】の07年12月にこうした記事を書いていたので再録したい。
今読んで我ながら驚かされる事は、こうして「予測記事」のように防犯目的で書いたものだと云うのに、こいつはしっかりこの通りに犯罪を実行している事である。
【全身詐欺師】っていうのかなあ(笑)【生涯一詐欺師】とか、いずれにせよ、書いた当時は
『秋本久雄という常習詐欺師は新聞界でも有名だ。だけど、このまま載せちゃっていいのかなあ』
との声がサンケイの社内外で無いわけではなかったけれど、ここに書いていた予想どおり、秋本はすぐに犯行を開始して”期待に応えて”いてくれたので不問に処されたというわけ(笑)。
相撲界が恐れるこの男『角界専門詐欺師』
あるサギ師をめぐって相撲界はヒヤヒヤしている。
その秋本の犯歴は中学生の頃から30半ばの現在まで犯行・逮捕・出獄の繰り返しだった。
先日4度目の刑期を終えシャバに復帰、「ウソを人生」としてきた男の復帰である。
体格120キロを超えるその相撲取り体格で『有名大学の相撲部監督』を名乗り、また『有名力士魁皇の親戚』あるいは前回の逮捕の際などはカップ麺トップメーカーの大手『水産会社副社長』と偽り濃紺ベンツのハイヤ
ーを足に、結婚サギと相撲エリート高校推薦入学サギで、被害総額4千万円。
今頃、最後まで自供せず隠し通したカネと再会している処?なのだろう。
残念ながら日本の刑法では詐欺の罪は不当に軽い。
私見だがやむにやまれず人を死に追いやってしまった者より、爪に灯をともし貯めた多くの者の金を奪い
、人の一生を台無しにする詐欺業を毎日、とする者を判決4年!はどうにも納得できぬ。
各界を引退し現在タレントの有名小兵力士と共に、秋本はかつて在籍した相撲界のエリート大学相撲部で
全国大会で優勝した”実体験”があり、この時の表彰式写真は奴にとっての最終兵器だ。
自ら有名力士らと共に優勝旗片手に収まった写真はたった半年!の大学除籍以来、この写真を相手に見せればコロリとすべてのシナリオが現実のものに塗り替わる。
こんな”決まり手”を必殺ワザとして使ってきた秋本だが、神奈川県警の押収品には今回も含まれなかったのは怖い。
彼がシャバに出てくると、必ずカモを国技館に招くなどして信用させるのが常套手段。
だから秋本の巨体を国技館で見かけた…との情報は一瞬にして角界を駆けめぐる。
かの日大相撲部はじめ、OB力士らもいつ自分の名が利用されるかビクつき相撲どころではないはずだ(笑)。
高校受験を前にしたカモの子弟を、秋本は「自分は若・貴出身高校の相撲部長」との台本で裏口入学を持ちかけ、4百万近い金を絞り取る。晴れの入学式、ビデオ片手の両親とその息子、座る席などはじめから無いと知り、3人は式の屋外で桜の花散るなかでボウ然とする。
息子の特大サイズの制服は、秋本が贈ってその気にさせた品物…という悪質さだ。
その同じ頃、奴は母子家庭の一人娘との”虚婚式”の打ち合わせで超一流ホテル宴会部長らを前に大熱演中だったところだ。
初場所、国技館は秋本の登場を前に緊張している。
****地裁を出て向かい側の警視庁へ。************************
茶をすすりながら、ベテランの元「捜査1課特殊犯(SIT)」の警部はこうため息まじりに言った
『前野サンね。コレ(指先を曲げる=窃盗犯)と、サギ野郎という人種は、犯罪者の中でも死ぬまで病気は治らん連中なんですよ。』
救いは、この当『・・・日記』を読んでくれた、元侠客の古いヤクザさんいわく
『こんな許せねェ野郎はいねえな。ム所がどこへ行ったってそいつの行き先の情報はつかんでやるよ。でもな、いずれにせよ塀の中はそうした女子供相手の詐欺師と強姦野郎だけはどこ行ったって「最低の扱い」をオレらはして可愛がってやるもんなんだ。フレ出しとくからさあ、心配すんなよ』
ま、心配はしてないけど…50過ぎて出てくるクソが楽しみだなあ(笑)
最後のチャンスがクソにあるとすれば、
『すべてを差し出し、本当の裸一貫になって被害者に詫びる形で返済を済ませ、刑期を全うすること』
これしかないのである。
でないと出所したって、どこまで行っても被害者らの恨みを背負った手が、いつどこからから迫るかも知れないし、それより想像以上に多くの”好奇の目”が追っているか、きっと判らないだろう。
どちらにしろ因果応報、テメエで撒いたタネ。責任はとってもらう。
ただそれだけ、異議はないだろう。
判決は10月28日言い渡される
写真:若き頃のものだが、今は(ボクが言うのもナンだが)髪はない(笑)。
ルックス的には少年漫画の、眉毛だけはキリリ相撲取りの正義あふるる濃い顔である。
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10月19日(月) 『詐欺師』秋本久雄は再度潜航する (前篇)
(^o^) まあまあ
『被告には懲役10年を求刑します』…東京地裁402号法廷。
「(たったの10年?)」に身体を震わせる婦人がの背中がボクの前にあった。
どの肩も唖然としている様子を物語ってあまりあるものだった。
それに対し、元相撲取りでその実「人間のなりそこない」という被告秋本久雄は眼を閉じたまま、もっともらしく首を左に傾げた、イカニモの不服をよそおう仕草であった。
この巨大なクソは、初公判以来ここまで4回の裁判のうち、ボクが傍聴にやってきた3回ともすべて瞼を堅く閉じたままであった。
だが今回だけは、2回とも握りしめていた両手のこぶしから震えはなぜか消えていた。
これもシオらしく見せる演技だったのか。その証拠に?緊張と興奮のあまり噴き出ていた冷汗もこの日だけは見られない。
おそらくは、目も開けていられない…、じっと眼を閉じてさっさとカタチ通りの拙速裁判で判決を受けて、さっさとム所に逃げ込んで、また次の犯行を綿密で巧妙にするため言い渡された刑期を精一杯『詐欺強化合宿』へと急ぎたいだけなのである。
これほどにまで「詐欺」という行為、しかも『結婚詐欺』というまさに赤子の手をひねるが如き”、同じ詐欺師の風上にも置けぬ”専門職をまた繰り返すために、裁判といった一種の「停車駅」に停まっただけなのだ。
だから、せいぜい裁判長の前では大人しく、サモサモ今回だけは、また過ちを犯してしまった愚かな男を演じ、さっさとム所へ消えて理論武装の旅へと出かける方便なのだから司法なんてバカなもの…いや無力なものである。
裁判長もまた検事も、またボクもこのクソは『(必ずまたこいつはやる)』と判り切ったうえで、上限がそれだから仕方がなくそのワクの中で諦めているのである。
詐欺の実際の最高刑といったら10年。
こうした確信犯には10年なんて、”投資”みたいなものである。
「求刑10年」と云えば、
最近、長らく誘拐されたままになっている少女を探し求めている両親に近づいて、『オレなら犯人の交渉役になって取り戻してやる』と吹聴して近付き、その両親からほぼ全財産の6400万円をだまし取ったクソ野郎中井浩気(40)と、手引き役となったその愛人にも厳しい刑が言い渡された判決があったばかりだ。
それがちょうどこのデブクソへの『懲役10年』と、同じ求刑だった。
その判決理由の中で、大阪地裁の向井敬二裁判官は「わらにもすがる思いの親心につけ込んだ卑劣かつ悪質な犯行」と指摘。
「友梨さんが無事帰ってくるとの期待を裏切られた、両親の悲痛や絶望感は察して余りある」と述べた。
判決言い渡しの間、父親の吉川永明さん(49)は終始、厳しい表情で被告を見つめていた。
言い渡し後、向井裁判官が「被害者の気持ちを受け止めて、一生かけて償ってください」と声をかけると、中谷被告は小さく「はい」と答えた。(どうせ、こちらのデブクソも同じようにいうだろう。)
詐欺の共犯として起訴された女(39)は、6月に懲役2年、保護観察付き執行猶予4年の有罪判決が確定している。
(この共犯の仲間割れにより、その自供が主犯の全容解明につながり、事実上の司法取引となって彼女へは情状として「執行猶予」をにらんだ求刑へと一等減じられた…という経緯がある)
吉川さんは、幾度も不審に思い警察に相談しようとしたものの、ヘタに動いたら「娘の命はなくなる」と、強迫されそのたびに涙を呑んでカネを差し出し続けてスッカラカンになったのである。
秋本というクソもその点、同じである。『求刑10年』はそうした意味で、詐欺という刑法違反事件であるかぎり、妥当な相場なのかも知れない。(秋本久雄事件については併合で「最高は15年イケる」はずなのだが)
検事のか細い身体から絞り出される言葉は衝撃的だった。
それによれば4度目の刑務所を経た04年の出所後、判っているだけでも06年から結婚詐欺の犯行を再会し、常に複数の被害者を同時進行の形で秋本は稼ぎまくった。
結果総額1億6000万円ものカネが有形で被害に遭っている。
とはいうものの、被害届が出され、明確に金の出入りが判った【金額6400万円だけについて今回の裁判では問われている】のである。
前回の当『・・・日記』で書いた被害者母子BさんCさんは、すっかり一級建築士結婚するものと信じてしまっているから父親の残した遺産から、住んでいた家を『お母さんと一緒に住む家私が作りましょう』と、アカの他人にカネを渡して作成した「設計図まで持参して」名前の欄にテメエの名前だけ書いて、『さっそく着工しましょう。それまではホテルで暮らしてましょう』と持ちかけ、そう来れば善は急げ。
住んでいた思い出深い家を取り壊し、B子さんは『このかんNYへ行って結婚してあちらで住もう』と持ちかけられたのである。
気が付けば「一文無しの身」になっていた。
だけど、あの人のもとにこれですべてを預けて、一生の旅に旅発てると文字どおりまっ白な花嫁となって、彼のとの待ち合わせ場所、品川駅で旅装ととのえ、一人待つのである。
ところがその頃クソといったら、また別の女性を騙すのに一生懸命の全力投球でそれどころではないのである。
Bさんは一日待った。駅で夜明かしてもまだ待ったのだそうである。
旅だつ花嫁の姿で駅で、ホームレスのように野宿させられるのであった。
私はこの若い検事さんの朗読する弁論には涙がこぼれた。
秋本久雄というクソには、チラリとでも良心などというものを期待してはならないのである。
そこで待つように…と自分で持ちかけたかぎり、Bさんがそうして心待ちにして待っているなんて当クソでも十分も十二分にも想像もつくだろう。
もしかしたら、品川駅の構内の物陰からBさんをそっと覗いて、赤い舌をペロリと出して見守っていたのかもしれない、そこまでボクはこのクソに対してだけ人間不信になれる。
かつてボクというチャンネルを利用しようとして、巨人軍や『なんでも鑑定団』の司会陣に分け入ってこようと工作をしていたのは絶対に許せない。
それにこのクソの所業の数々を調べるうちに、ひとつも反省どころか驚いた事に前回当『・・・日記』で述べたように警察や検察まで上手に”手なずけて”、差し出せるもの差し出さないものを司法行政での『落としどころ』をしっかり利用している強敵なのである。
この攻撃性が常習で(中学生以来)、恩人も繰り返しだますなどを続けて一歩も退かない以上、当方は今後、こいつから被害に陥る犠牲者を一人たりとも作らせない活動を対置してゆくしかないのである。
油断すればまたひそかに近寄って、かつて築いたルートをたどるであろう。
それにしてもイヌやネコにだってもっと情があり、嘆く心だってかよっている。
気の毒な事に、検事の朗読に
『父の思い出が詰まった住みなれていた家も取り壊されて空き地になり、私はそこでテントでも張って暮らすしかないと思うと…』と、犯行から3年ぶりのこの公判に『厳罰を望みたい』と寄せてきた。
この人も含め、どういうわけかデブクソの公判に被害女性らしき人を見掛けない。
本当にイヤな事は一生忘れていたい…という気持ちは解る。
だけど、欧米のように因果応報という「裁判は戦いの場」と位置付けてバーのすぐ向こうに居る人類の敵に対して断固たる戦いを挑まなければ、こうしたクズがまたモゾモゾと這い出してくるだけなのである。
こいつらはボクらの持っている
『「性善説」を逆手にとって最大限利用している』のをご存知か。
これがプロの詐欺師のベイシックなテクニックなのである。
つまり、『人間どこかに信じられるところがある』と、夢を持ってはいけない。
プロは必ずそこを突いてくる。
そうした者たちから「だまされないでいる人々」のほうがボクはむしろ不幸な生き方だと思って生きている。
しかし、このクソのような一定の人種(昔にも数名記憶にある)とは、
『嘘を見破られて「もはやこれまで」と思ったら、素直に謝る…、さてそこから新たに嘘をつき始めるものなのだ。「二度とやりません」というのもその基本的な再スタート宣言にすぎない』のである。
ボクにしたっていくら予防的に戦っていると云っても、これほど人を悪しざまに罵るのは非常に哀しく、また恥ずかしい事である。
だが、ここまで世間をナメてひたすら稼ぎまくるクソを許せるのだろうか。
このケースだけは法でいう「抵抗権」みたいなものである。
どうか、この「乱心」だけはご容赦願いたい。
近年、詐欺でも振り込め詐欺グループの主犯格に、法的な枠を超えて『懲役14年』の判決が下りている。
このデブクソには、おそらく『懲役8年』の判決が下りるだろうと予測する。
というのも、裁判官もさまざまで、彼らの傾向をプロファイリングをしているグループによれば、氏は同地裁でも、もっとも被告には甘い判決を書くご仁と規定されているだけに、先の大阪地裁での中井クズへの《9がけ》、はてまた《満額回答》とまではならないだろうとボクは予測する。
今回での結審を前に、判事からクソに『最後に言っておきたい事は?』の言葉に誘導され、証言台に立って口を開いた。
そこでは、なんでも秋本久雄の「身元引受人」を買って出て、『情状証人』となった女性がおり、それとは入籍もしたわけでもなく、たまたまその女性には施設に預けた発達障害の息子がいる。
その子にはクソが算数を教えてくれてなついている。
だからその子のためにも一刻も早く刑期を終えて帰って欲しいと女性は望んでいるし、自分もそうしたい。
被害者には出所後に一生懸命働いて被害の弁済をしてゆきたい。
…つまり、先述のようにこいつはまた嘘をつき始めているのである(笑)。
この最終弁論に先がけ、被害女性A・Dさんからの告発が検事や裁判長から読み上げられた。
だがその内容はまるで耳に入っていないかのチカラ技である。
どちらの女性だか忘れたが、
『前回も被告人は、判決を前に「被害を弁済してゆく」と約束しているが、前回被害者に問い合わせてみるとそれがまるで成されていないのはおかしい。』と、あっさり断じられているのをまた今回もお涙頂戴のうえ、「出所したら返済したい」とのたまわる。
口は重宝だ。裁判所は”だったら…”と減刑こそすれ、出所後に追跡調査などした過去などはない事をサギ野郎どもは先刻承知の上だ。さてこの判事は判決でどう反映するか。
もっともこうしたクソのいい分を判事は
『あなたはいつもそうしては(犯行を)繰り返してきたんでしょ』と、何度もこの公判ではウンザリしながらツッコんでいたほどだった(笑)。だからけっこう『9年』もアリなのかとボクは楽観もしているのだけれど。
それにしても、こうした『同様事犯前回被害者』について訊いたり、犯行態様について、検察や特に警察はお座なりである。
マスコミをにぎわすような、センセイショナルな凶悪事件なら別だけれども、こうした「起承転結」のシナリオがまとまっているものなんて、やっつけ仕事で終わらせてしまうものだ。
大げさではない、この事件だって2月の逮捕時には大きく報じられたものの、被害届が出されて腰を上げた警察は合計三署。
興味ぶかい事に、なかには捜査を「多忙を理由」に断って、動かなかったために被害が拡大までしてしまい、さすがに(動きの悪い)弁護士がようやく動き『公安委員会から叱られる』という隠れた大失態まで演じた[A]署まであったと、ボクはサツ回り番記者氏らを取材するうちに知った。
(W署長さんの耳にも当然入っているかな)
知っておきたいのは警察や検察の仕事でなくなるのだろうが、「詐欺事件における被害救済」とは一種の経済犯だけに、容疑者の所持品や家財道具などにつき、捜査機関は裁判所の令状を発布してもらい、事実上の財産凍結まで手を貸すべきなのだが、これは日本の行政は『やらない』ものらしい。
突き詰めるとあくまで「民事不介入」へと逃げてしまうのである。
だから捜査権もない我々や弁護士に『民事訴訟を起こして返してもらったら?』と勧めるだけなのである。
これは毒者の皆さんが日本国民であるかぎり、《行政の常識(民間の非常識)》として絶対に憶えておいて損はない。
だからヘタな話、このクソの場合、アジトに対しガサをかけたとする。
だが、そこに振り込ませた銀行の通帳や印鑑とか、クソが、無理やり買わせたロレックスがあったって『クソのヤサにあったのだから、クソの動産』として扱うから押収などしないという、信じられない怠慢が横行している。
早い話そこにAさんの財布があったって、押収してこないものなのである。
前回の逮捕の時もそうだった。今回もそうだったらしい。
「被害届が出たかな?」といった絶妙のタイミングで、いち早くクソはアジトからそれらを一切合財【赤帽運輸に託し】引き払ってしまう。
通常の、引っ越し屋→家財管理とは異なり、唯一【赤帽運輸】ではそれが(管轄官庁も違う)『移動中の荷物として扱われる』ため?所有権がアヤフヤとなるという意味なのだろう。押収命令が出しにくいのである。
こんな通常のカタギでは知らないような「悪のノウハウ」を、クソはしっかりム所で学んで来ているのである。
だから被害者への弁済などを求める民事訴訟を起こそうと云っても、こうした『職業的常習詐欺(検事起訴状より)』に対しては、いっくら裁判所で勝訴してもあくまでも被告の自由意思に任せなくてはならないから、『返したくても金がない』とソラっとぼけられるだけなのである。
ボクが一人で民事訴訟を起こした時の事を話そう。
相手を追い詰め、『和解は拒否する、判決をください』と求めると、判事と書記官がボクを別室に招くのである。何を云うのかと思ったら、
『前野サン、相手が「そんなに払えない」といって、取るものもロクにない…となったらどうします?。元も子もないでしょう。だったら、「毎月1万でも2万でも」と少ない額から上手に弁済させる道しか現実的ではないのです。』
と苦笑いしながらアドバイスを下さったものである。
ちょっと軽い脳しんとうをボクは起こすところだった(笑)。以来、少しだけ人生観はズレてしまっている。
ともあれ、公判後、法廷を出て歩いていたら紳士から声をかけられた。
なんでも今、希代の結婚詐欺師を描いた【プリンス・クヒオ大佐】という実在のクズ老人の嘘ツキ半生を追った映画があるそうだ。
それが関係筋を調べてみたら大受けで、封切り以来女性観客が詰めかけて連日満席の立ち見状態なのだそうだ。
映画製作のプロダクションをやっていると名乗った、どうやら詐欺ではなさそうだ(なぜならお互いおカネがない業界だからだ 笑)。
その男性は秋本を報道で知り、ボクにたどり着いたらしい。
地裁地下の談話室で、ボクらは時間を忘れて語り合った。
以下、「後篇」に続く
写真下:往年の秋本久雄(現在47歳)。ボクが言うのもナンだが頭は総ハゲである。この頃にはすっかりウソっぷりも横綱級だった(笑)
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10月8日(木) 「東京アメクラ」へ行ってきたぞい
(^o^) まあまあ
なんだか今回は、そこら辺にいくらでもある「サービス精神のない」クソあったり前の、ヒネリさえない生活ぶり書きつらねただけの《凡百ブログ》のようになってしまって、最後までなんだか違和感がある。
おとといだったか、仲間が夕方に電話してきて
『話があるんで、XXたちと一緒にメシでも喰いながらどう?』と唐突に云ってきたので、正直、断りの言い訳を考えながら『どこで逢うの?』と訊いたとたん、「参加」が決まった。
あの《アメリカンクラブ》だったらどうかというので、『おまえ、あそこのメンバーなの?』と訊いたらそうだという。
こうなったらもう内心は、地べたに頭をこすりつけて、へへ〜ご一緒しますワンワンだった。
云うまでもなく、そこは原則的に米軍やら在日米国企業人らオンリーの社交場。
だから組織はあくまでも「(米国法人集合体による)社団法人」なのである。
本来はソ連大使館の裏手、麻布台にあってそこを酔って通過する我々ジャップ諸氏が、クッソー石でも投げ込みたいほど、入りたいけど入れてはくれない『逆伏魔殿』だ(笑)。
だから、アメリカ大使館やらNY上場企業の支社長らが開く、お誕生会やら結婚式の二次会パーティというと、きまってここを使うので、世のアメリカかぶれ野郎などは、そうしたオケイジョンにいつか呼んで欲しいといった下心を実現させるため、少々の日常におけるわがままくらいはじっとガマンする…という神話があるほどだ。
早い話、「日本で最も近いアメリカ…」ということだ。
カネを積んでも入れないという厳としたリストリクションが、ワシら冒険家にはたまらない(言い訳 笑)。
鹿鳴館もかくありき、と我々には独特のロマンがこの施設にはある。
その憧れのアメクラが、戦後以来の長年の使用に老朽化したアールデコ調の館内を現在改修中であり、品川の御殿山で仮の営業をしているとは聞いていたが、移転先もサスガだなあと勝手に感心していた。
雨の中を品川へ。
駅から現地までは1キロあまり、長い客待ちの末のワンメーター…では気の毒、ターミナル正面の客待ちのタクシーにスッと乗ったら申し訳ないようで、雨の中、流しのタクシーを停めた。
走行中にダイレクションを次々と伝えていったら、
『お客さんひょっとして「アメリカンクラブ」ですか?』ときた。
乗る際にこのクルマの営業所みたら「足立」なので、それじゃあきっとご存知ないとハナから諦めていたのだった。
『おお〜、「足立」なのに知ってた?スゴイね運転手さん良くご存知で。やっぱり足立は頭いいな。』さすがにウチの管内なのである(笑)。
(なかなかいないのよ最近は、地理に詳しいドライバーが)
で、世話なく着いた。
う〜〜む、小さな旧い「2つ星級」のホテル…といった雰囲気。
迎える”ホテルマン”は、ボクにとってはみんな進駐軍相手の利敵日本人従業員みたいだけれど(笑)、どなたも柔らかく腰の低さがフレンドリィだ。
「いらっしゃいませ」と腰を折るのではなく、「こんにちは〜」といって会釈するカンジ。
予約席でここのメンバーである友が、「嬉しいね…」といって、小さなメッセージカードを手渡してくる。
『XX様 ようこそお久しぶりにお目に書かれてうれしく思います。どうか今晩はごゆるりと、わがクラブでの晩をご満喫ください、ありがとうございました 担当OO』とボールペン手書き(英語筆記体である)の名刺大がテーブルの中央に立てられている。
ボクもこうしたサーヴィスは久しぶりだった、「4人に一人が白人さん」という給仕係の比率。
担当さんもソムリエールも日本女性、訊けばここで10年以上のキャリアだった。
ワインのリコメンドも、微妙なテイストの”ミニ討論”も、あの文学的表現まじえて、まだ30ちょっと超え(?)くらいの齢なのに、これらをすべて英語で、非日本人客らを相手にこなしているのだから大いに感心した。
メニューも呼び出した『友の招待宴』という事で、用意してある二種類のメニューの中から《値段の書いていないほう》を我々に手渡した。(メンバー氏へは「値段付き」バージョンだ)
最近というもの、ホテルでたまに食事でもというような場で、どういうわけかいちいち細かい部分に接客マナーができていないのに気が付いてしまう。
『こんなトコで云わせるなよ〜』という低度のサーヴィス違反が目立って、多少なりともガッカリさせられる事ばかりだった。
そうでなかったら、すべて間違っちゃいねえんだけれども、どうにも『当たり障りがなければそれで100点』という、ただ満点だけを取りたいだけに徹した、ひたすら慇懃無礼のホテルマンばかりではないか。
おそらく当方も年齢とともに頑迷になっているせいだろうと、自省するようにしていたのだが、今夜の彼ら彼女らの自然なアットホームな表情から受ける、サッパリした明るい雰囲気には、小さな感激さえ覚えてしまう。
メニューでは、思わずボクの大好物=「アメリカンビーフ」の在りかを探してしまう(笑)。
”あった!”あったぜアンガスちゃん。
《ANGUS BEEF》のステーキじゃい!(笑)BlackAngus=アメリカ産黒毛米牛のステーキというわけ。
いくらここが治外法権みたいな場所といっても、さすがに日本の通関/検疫を経てやってくるため、やはり《生後20か月以内の若牛》には変わりなかった。
これが20カ月以上の成牛となって来ると、肉質は急にコクを増し、チルドにしてある期間寝かそうものなら熟成されうま味もタップリとなる。
とはいえ、ここの「20カ月以内」は相当に牛の個体を吟味したものだった。
それだけでなく、スープやらサラダのドレッシング、では本場の舌を満足させつつ、『さすがは日本独特のアレンジ』といったきめ細かい旨味の追加、ひと手間かけた和流プラスアルファがしたためてある心配りには驚いた。
そうそう、カ州のナパあたりで獲れた赤いワイン=某カベソーちゃんのおいしい事ったらなかった。
ボクは今、このナパだのソノマだの、あのフランシス・コッポラ監督が映画を辞めてこの地でできるワインに骨を埋めに行った気持ちがよく解る。
氏がここにこもってから毎年毎年、よくぞここまで美味いワインを創るものだと、試みにコッポラワイナリィ製だけを呑んでいてもその進歩は『一舌瞭然』だった。
そういった応援を兼ね、その実ひれ伏しているうち、1984年世界のコンクールで目標にしていたフランスのボルドーを抜いて、斯界ではそれ以来、現在に至るまでここのナパ地方を「世界一の品質のワイン産地」として認めるようになったほどにまで成長したし、成長も重ねている。
ともあれ、凡百ある会員制クラブなどに入っている経済的余裕も時間もない。
今後はここのアメクラのメンバーとなるべく頑張るっきゃないか。
写真下:ヘンな写真だがこれがアメクラの玄関。
なんと、よくある【触れて下さい自動ドア】のスィッチ。これがなんと何気なく差し出す『地上高1メートル』の高さにない!のだ。じつはボクは館内に入る時に、閉まったままぶつかったほど(笑)。
よく見たら、玄関は「外扉(黄色矢印)&中扉(手前)」の二枚方式その双方とも、なんと『1メートル50くらい』のスゴ高!に(笑)スイッチがあるのが判るだろうか。じつにオッパイの高さであるよ。
この理由を探ってみたが(この高さは本国でもやっていない)、当施設は「子供だけで出入りするといったものではない」が、その代わりに、日本滞在中のビジネスマン用にベビーシッティングなどのサーヴィスが充実しているため、『子供だけの勝手な出入り』に気を付けてこうなっているのだな、ハハ〜ンという結論に達した次第。
合理的やのう〜、ここではすべてがこの調子と思ってよい。
試しに、その高さにあるもの…と想定して自動ドアの前に立ってみてください、1メートル50は違和感あるから。
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10月5日(月) 「右を出さなかった」ナゾ
(^o^) まあまあ
水曜夜、スーパーフライ級のタイトルマッチ、名城信男が保持するチャンプの座の初防衛戦。
楽しみにして仕事を切り上げ、晩酌がてらTV観戦させてもらった。
相手のカサレスは「四階級制覇」を視野に入れているほどの強敵。
いまや「メキシコの星」という人物である。
どうしてもここを勝って、メキシコで防衛戦を…という陣営の計算や意気込みが伝わってくる勢いでマスコミへのサービスも、超協力的だった(そうだ)。
こうした難敵を相手に、「肉を切らせて」おいてから公判相手のフトコロに飛び込んで『骨を断つ』という名城の小気味よいサムライスタイルがどこまで通用するのか、ドキドキハラハラしながら眺めていた。
持論だが、こうしたボクシングのチャンプとなるだけの人物に求められている必須条件とは、1にも2にも『動体視力』だろうと信じている。
あとは「ジャッカル丸山」のようなけっして負けない根性が何より大事だろう。
さいわいなことに練習を積んで、その根性というものは鍛えられると思う。
強くなって「自信」というものが背中を後押しするからだ。
だから凡人でも「良いボクサー」にまでなら、誰でもなることができるスポーツなのだと思う。
だけど、きょうの名城はどうしたのだろう。
動体視力は優れているのだろうけれど、今晩は、その視力を使っての分析力がちっとも働いていないのだ。
相手のカサロスは器用な男で、左でも右でも、相手の利き腕に適わせて軸足に載せる側の腕を選べるのだ。野球でいえばスゥイッチヒッターというところだ。
その野球の両刀使いと同様にボクシングも、右か左のいずれかが長打が打てるサイド=パンチの威力が強いのであって、カサロスの場合(左脚を前にした)右のパンチが必殺となるのだろうと鑑た。
それが彼はゴングから終始、逆の右脚を前にしたサウスポースタイルで構えて細かいパンチを繰り出している。
ここから当たる右パンチはジャブ程度に過ぎない軽いもの。ためている左腕も恐さがない。
つまり、彼というボクサーは「本来右利き」で、猫パンチのようにチョイチョイ器用当てて、ひたすらポイント稼ぎをするアマチュア型のスタイルなのだろう。
(右に本来の重さを与えるなら、左脚を前にしなければ体重が載らない)
こうなった場合名城が警戒すべきは、飛び込んで超接近戦で喰らう右フック(やアッパー)だけなのではないか。
でないとカサロスは拳に体重が載せられないからだ。
『名城ッ、右、ミギッ!』
カサロスはその猫パンチを繰り出す際に、左手のガードが胸下へと下がる。
その右を外側へとブロックしながら、名城は右ストレートやフックを(ボディだって)当てられたはずだった。
それをなぜか名城まで「左脚を前」にしてカサロスの合わせカガミのように、もっぱら左のジャブばかりを打っているのである。これではポイントだって稼げまい。
会場やわが家人も、『お父さんそんなに熱くならなくたって…』と、試合は名城が優勢に見えるのだけれど、昨今のこの『イーブンなし採点制』となってから、海外ではまるでアマチュアボクシングのように、ダメージよりもポイントだけを積み重ねてゆく、ドライなファイティングスタイルを身に付けてゆく選手が急増した。
特に軽量級にはこうしたカサロスのような選手ばっかりとなって、ボクはうんざりしている。
一見優勢に見えるから会場も放送席もボクと正反対、どこか局アナなど祝勝ムードである。
体重の載った名城の重い左パンチがしばしば炸裂して、ぐらついたりするだけに、油断しているような空気がどこか守りに入っているかのように見えた。
これが「しばしば」ではダメなのである。「チョンチョン」しょっちゅう当たっている方が”強い”とされる採点制度なのである。
かく云う自分だって第10ラウンドに入り、それまで『次のラウンドでフィニッシュかな?』と中盤以降、何度もボクはつぶやいていたが、「気がついてみたらここまで来てしまっていた…」ということからも、そこまでカサロスが巧く幻惑してポイントを稼いできていたという逆の証しだった。
”相手を倒す”という本来のボクシングではなく、
『うまく相手をしてポイントだけ稼ぐ』というスタイルだからこそ、こうして「四階級制覇」だって夢では理屈なのである。
この翌日(木曜日朝刊)に知ったのだが、この10ラウンドになってから
『トレーナーから右を当たるから打っていけと言われた(名城)』とアドバイスを受け送り出されたそうである。
バッカじゃなかろか…なのである。
ここまで名城はその『左だけで世界タイトルを防衛できる』と、ナメてかかっていたのだろうか。
果たせるかな、名城の右がカサロスの左アゴや左頬をとらえ始めると、とたんにカサロスの右が出なくなった。軸足を踏み替えてみたり、与えた動揺は明らかだった。
どうしてこんなに簡単な程度のトライアルをしないのかボクは不思議だ。
コメントにあったように、”最後の2ラウンドだけ”ようやくまともなボクシングとなった。
果たせるかな、名城はおかしなジャッジも含め、これらのラウンドを獲って計6ポイントかせぎ、そのおかげでようやく3者合計の同点となり(同点=王者の勝利)防衛戦を制する事ができた…なんて、楽勝どころか、まさに薄氷を踏むような勝利だったわけだ。
勝利に顔ほころばせている場合ではない。
名城を筆頭に陣営の、この分析力の甘さ。
この”左しか出さない”ような戦力のモロさ。
かつてホノルルへ武者修行にやってきていた日本のボクサーでトヨシマ君という男がいた(同僚=バズソー山辺)が、周囲が驚くほどに強いパンチで将来を嘱望されていた。
ところが、驚いた事にそのパンチが強すぎたため、試合中に、相手の顔の骨との衝撃で拳の骨は砕けて、彼の夢は同時に散っていった。
もしかすると先述のボクサーの必須才能のひとつに、『拳の骨が強いこと』も加えなければならないかもしれない。
ズバリ言ってみよう。
おそらく名城は、右の拳を痛めてしまっているのではないか?
骨折ならばやれることは「安静」だ。
ミット打ちもできない。縄跳びもランニングもあの震動が骨には良くないのである。
だからチャンプになって、拳を割っていたら、寄せられる挑戦を早々には断れないし、トレーニングしなくても勝てる様な甘い世界ではない。
だからタイトル返上の末、引退となってしまうものだ。
そういえば、名城の奥さんがこの防衛戦の前日に、便せん6枚にも及ぶこの亭主への手紙をつづり、渡したそうである。
内容は
『もし試合に負けても、私がこうして働いて生活費を稼いで食べさせてあげるから心配しないで…』というもの。
泣けるなあ。
この美談や、先のトレーナーの「右を打って行け」指令といい、これらを額面通りに受け取るのもいいが、どうも不自然に思えてならない。
難敵とのタイトルマッチを前に、ここまで陣営に危機感を持たせていたもの…というのは、やはり『左しか出せなかった』名城自身の故障をかかえていたから?と思えてならないのである。
こうした杞憂を吹き飛ばして、思い切り体重を載せた名城の右を見てみたいのはボクだけではないはずだ。
泣かせてくれた恋女房のためにも、どうか両拳とも健康であって欲しいのである。
写真下:それにしてもこの試合、名城のトランクスにくっきり刻まれた文字が気になってならなかった。
あのトランクスから、いつ『スーパーな玉が出る』のかハラハラしていたからだった(笑)。あの部分にあの文字かなあ…(笑)。(「スーパー玉出」とは大阪通天閣の足元に本店があるスーパーマーケットのチェーン店。けしてパチンコ屋ではありません。)photo:共同通信さま
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10月4日(日) 酒と一緒に呑んではいけない睡眠薬
(^o^) まあまあ
中川昭一元議員が死んでいた。
眠りグスリを医師から処方されているそうだが、酒に酔っての睡眠薬は下手をすると命を落としたり、植物人間になったりするから皆さん気を付けて下さい。
酒を呑み過ぎて死んだのではないのだろう。
それにしても、まともな議員活動をやって来ていたのに今回落選の憂き目に遭った…という自民浪人諸氏なら幾人もが、腹の中で、
『どうせ死ぬのなら、選挙期間中にやってくれていたら』とくやしがったのがホンネだろう。
冗談ではなく、選挙のたびに思い出すのは「選挙中の急死」であり、その代表格、大平正芳首相だ。
増税待望発言や「浜コーの賭博大負け」問題やら田中金権絡みスキャンダル続出で党が分裂状態になり、社会党から出された折りからの内閣不信任案に、ついに自民の一部が賛成する騒動にまで発展し、ハプニング解散。
絶対の100%の惨敗を予想された80年ダブル選挙に臨んだ時の大平総理、そのご本人が選挙戦中に急死。
これが情勢を180度変えてしまって、同情票の雪崩現象を呼び込み自民党は安定過半数の圧勝という結果となった。
ボクは今年の夏、あそこまで落ちぶれて、自浄作用の何もなくなった自民党が唯一勝てる要素があるとすれば、唯一、こうした”問題を引き起こした大物の急死”以外あり得ないと、森嘉朗だってそりゃアブないと、内心ヒヤヒヤしていたのである(笑)。
また、恥というものをわきまえて、責任取るべき当事者の麻生や福田、それにXXまでが結局は「仲間には迷惑かけられない」と、選挙を前に自殺でもされたら形勢は逆転するだろうなあ…と、心配だったし、ボクだったらそれくらいの責任を感じてメシものどを通らないだろうから、それくらいならいっそ始末を自ら付けてしまっただろうと思うのだ。
もともとこうした政治とは直接関係のない事で選挙の結果が左右されるなど、先進国ではあってはならない事なので、中川さんも案外フェアな亡くなり方をしたのだな…と、今日のニュース速報を静かに受け止めた。
それにしても、この報にカメラ前で涙を流れるままその死を悼んだ鈴木宗雄被告。
実父中川一郎の首をくくった際の秘書だったこの人物。
『日本を背負ってくれるはずの政治家』と日ごろから口にする昭一へのリップサービスもよいけれど、その一郎氏が(他殺ではないとしても)首を吊ったその隣室に控えていたという鈴木氏自身による、一郎氏の当時の悩みとされていた『参院出馬』問題の第一無二の当事者。
義理ある主人の命にも従わず、(百歩譲って「自殺を招き」)みずから『日本を背負う政治家』たらんと、一郎氏の強大な後援会組織を横喰いして飛び出していったこの人物にだけは、中川一家もこうは追悼などされたくはなかっただろうな…とボクは気の毒に思った。
あの当時、ボンボン昭一や未亡人は、頼りきっていた大番頭鈴木の出馬に猛反対。
後援会も割れるというカウンターパンチもらいながら、カバン看板無駄にはできず、昭一を『弔い合戦』として、急きょ政治家へと転向してゆく機会を図らずも与えられる”恩人”となっていたわけだ。
ただ鈴木秘書を弁護すれば、一郎氏は当時石原慎太郎や浜コーなどと晴嵐会などの新右翼思想議員組織立ち上げて仕切りに宣伝をしている最中とあって、ほとんど地元に帰らず、それを鈴木氏を中心とした秘書が地元の陳情などをそれこそ御用聞きのように集めて、それをコワもてを利用して予算を地元へフンだくってくるといった、『北海道・開発/産業振興』という反対しにくい地理的条件を逆手にとって利権がらみでは、知事だった町村家とともに、道内ナンバーワンの影響力を誇って行った。
こうしたミニ角栄型の”地元サービス”誘引と引き換えに、年々中川後援会は北海道全体に強大な権力を持つに至った…のは、『そりゃあオレのおかげだ』と宗男サンが胸を張ったって、中川家としては異議は唱えられないといった事情が、この出馬騒動について鈴木氏を裏から支えた事情があった。
結局、一郎氏の変死を受けて、参院選から後継者として衆院選の後がまとして舵を切り、この全国的には無名の一秘書が名乗りを上げ、銀行員だった昭一と83年総選挙でガップリ四つに組んだ戦いを開始するのだった。
この「出生の秘密」があって、その後中川家と鈴木氏とはどこまで行っても不倶戴天のはず…なのだが、いつの間にかボクがビックリしたのは、事もあろうに中川昭一の後援会への政治献金として、その仇敵であるはずの鈴木議員から50万円だったかのカネが含まれていた…というトホホな事実であった(公然化した後に返還)。
しかし中川も中川だが、鈴木という人はこうした手口(=先に世話を焼いてやり、それを後日バラす)が上手な人だ。
その鈴木親分に学んだのか、佐藤優という元外務省職員も、師匠と同じ手口でのし上がって来る。
そのモスクワ大使館付き職員の際に、日本から”視察”にやってくる政治家や官僚の、夜のモスクワ案内をつとめてはロシア嬢らを紹介し、しっかりメモでも取っていたのか、今になって週刊誌にそうした”下半身情報”を次々と公開しては、対ロシア外交について憂い嘆いてみせるという”作風”で、新潮や文春両社から重宝がられている。
これは巷でいう、ゆすりやたかりとどう違うのだろうか。
この民主党政権となって、小沢一郎がどうのとかなんだとかしかめっ面するムキがあるけれど、ボクは衆院外務委員長のイスを勝ち取った「鈴木宗男被告」にばかり目が行ってしまう。
民主党にしろこの人事が議題にのぼったら、バカじゃないんだから
『高裁まで有罪となっている刑事事件被告にポストを与えるなんて…』との声は当然あっただろう。
鈴木本人も選挙後胸を張ったように、自民との重要選挙区だった北海道において民主党が勝利を収めたのも「新党大地」の選挙協力があったからこそ。
『民主党からの比例票が2割しか(新党日本に)こなかった。もう少しこちらに協力してくれたら比例の議席を獲れたのに』と嘆いたという。
その戦さでの「論功行賞」も当然反映はされなければならないのだろうが、『あっせん収賄』のようなタイプの事件で、控訴審敗訴、それを最高裁まで持ち込むというこの往生際の悪さはなんなのだろう。
前回灰色選挙で顔を売った、長女のアメリカ留学終了まで待っている…という憶測もまんざら間違いではなさそうだ。
それにしても、国会の衆院での外務委員長という名誉職。
この《あっ旋…》の訴因には含まれてはいないものの、外務省の北方関係にはこの人物、例の《ムネオハウス》はじめ漁業交渉やら対ロODAやらと、数々の利権の場にドンとして君臨していたのではなかったか。
それほどこの人が民主党外交にとって、欠かせない人物なのだろうか。
こちらの側からの”ニーズ”について意義がある方はいないのか。
これはいただけないと思う。
そうはいってもこの人事、間違いなく
「何か」について『口を閉じていてもらうため』のもの…と解釈するのが妥当なのだろう。
民主党もイロイロとあるんですねえ(笑)。
写真:『そうなんですよ、アタシも色々あってねぇ…』、だけどニコニコ顔は忘れないシロちゃんなのであった。
「火曜日、浅草ROXビル「居酒屋まねき猫」の前」にて
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10月2日(金) / 薄っ気味悪い応援団
(^o^) まあまあ
「応援団」というものに、思わず心を打たれることがある。
あの川崎10・19大騒動の後日熱はすぐに冷め、やはり固定客の数は増えないまま、ロウソクの灯が消えるようにオリオンズが川崎球場を去ってゆく最後の晩のゲームは、折りからの秋雨、しのつくような雨のナイターとなった。
この試合、ビジターのダイエーホークスには、かつてはオリオンズに長くあって、10・19でも隠れた主役を演じた水上が移籍させられ、今晩は「三塁側の人」となっている。
また、田淵監督のもと、オリオンズから幾人もの首位打者を無名の状態からから送り出した手腕の故高畠康真がやはり「三塁側のコーチ」となっていた。
ミズさんこと水上を対岸のロッテナインの面々は、この元選手会長の先輩が憔悴しきったような表情をしているのを雨水ごしに眺め、この世界の無情さを呪っていた。
それにしても野球のベンチの配置とは残酷なものである。
また、いつもならベンチではバックネット側最前線を指定席と陣取って、相手ナインを睨みつけている高畠も、この『川崎最後の晩』だけは、なぜか三塁側のベンチの逆の端っこ、「レフト側」へと立ち位置を替えていた。
気がつけば、それはダイエーのナインらから極力身を離して、「今日の敵」となっているオリオンズナイン、いや「教え子」たちへ、次々と密かなエールを送っていたためだった。
『ニシ、こんな足場で無理して3塁まで来なくたってエエやん』
『ナイスバッティンや。ああして打ったらエエンや…』
こうしてみると「野球」というものは、なかなか走者が三塁に立つ機会がないため、こうした至近距離にやって来るのもタカさんにはもどかしく、ベンチの端までやって来るのであった。
これは完全な利敵行為である。
ニシ…とは来季マリーンズの監督就任が予想される西村徳文であった。
前年、念願の首位打者に輝いていたが、スイッチヒッターへの転向を高畠との二人三脚、2年がかりで完成させたそのご褒美が、左右打席を利してのリーディングヒッターというタイトルだったのである。
この時の二人の苦闘ぶりは、王貞治氏と荒川コーチの「一本足打法」の完成と並ぶほどの価値がある、汗と涙が生み出した球史に残すべき師弟コンビだと思っている。
文字通りの”立場”は変わっても、こうした古いタイプのコーチというものは、やはり教え子はいつになっても教え子。手塩にかけた生徒なら気になってたまらないものなのだ。
この晩、高畠が去った後のロッテオリオンズに新しい首位打者がまた誕生していた。
平井光親。
振り返ってみればこのシーズンだけのタイトルに終わってはいるが、ボクはまだ若い23歳でのこのタイトル獲得には大いに意義があったと思っている。
その平井が、試合後記者団に囲まれるその前に素早くロッカーに飛び込み、私服に着替えると、土砂降りとなった雨の中、スニーカーをビショビショしぶきをかき立てながら走ったのはなんと、ライトスタンドだった。
スタンドにはいくつかの応援団がゲーム終了後も、内外野に居残って、この球場とこの不器用な球団との別れを惜しんで去らなかった。
ファンにとっても、『ダメな子ほど』可愛かったのである。
その平井は、一目散にライトのポール際中段を指定席にしていた『川崎市民応援団』の分派である、若者ばかりのある異色のグループに近づいて行った。
振り続けていた旗はがっくりを半分はうなだれたまま、雨を吸いすぎて、今や別のコウモリでもぶる下げたようになっている。
全身をずぶぬれにして、この高校生を中心にした、川崎球場でも最も熱心といわれる若いグループの、金のロン毛やら、ラメに染めた自慢のサーファーカットの女子高生のそれも、今晩はただの「お化けしだれ柳」でしかなかった。
雨が一層淋しく、そして誰もをみじめな気持ちにさせていた、そんなフェアウェルナイトだった。
彼らの服も、天気が晴れてさえいれば当時流行の《竹の子ルック》型が制服。
そう、どこから見ても応援団でもツッパリに属するような、アウトロー的応援団だったのである。
そこにたようやくどり着いた若い男を、ひとシーズンの間スタンドから、彼らの誰もがフルに眺めてきたはずなのに、「それが平井光親だ」と、誰ひとり、そこの12・3人は見分けられる余裕など持てなかったのだろう。
『あの、これ』平井は両手で紙切れを集団へと差し出した。
「え・・・・?これ?」集団は差し出された手に動きを停めた。
『あの、これで何か温かいものでも喰ってください。』
「あ、あのヒ?平井さん?」ツッパリ連中全員が目を皿のようにひっくり返した。
『これまで応援ありがとうございました。風邪とか引かないで下さい。ありがうございました。』
自分よりも弟や妹のような年齢のずぶ濡れネズミたちに、ペコリと頭を45度に下げて、平井は二つ折り財布の中身すべてをひっくり返して、すべてを手渡し報道人はじめ球団関係者の待ちかねる、1塁側スタンド階下へと大急ぎで走って去った。
『いいぞ!いいぞ!ヒーラーイ』
『ホームラン ホームラン ヒーラーイ』
雨も涙も一緒だった。コウモリのような旗?もグッタリ首を大きく左右に水しぶきを飛ばして、平井の背中を追った。
手渡された「ぐしょ濡れの2万3千円」。
若者たちは感激のあまり、それを食べ物へと替えず、満場一致で1年分の活動費へと役立てるのである。
そして彼ら一人残らず、この晩のこの平井の行動を胸に秘めたまま、語ろうとはしなかった。
平井にしろ、それまでどこへ”盗塁”していたかのナゾについて、ひと言も語らなかったし、語っていない。
ただ、「一文無し」になってしまったこの首位打者は、この晩ばかりは同僚に送ってもらわないと家にたどり着けなかったことだけはたしかだった。
ボクは翌年になって偶然、女子高生の一人からこの美しい話を耳にする事が出来たのは僥倖だった。
今はどこから見ても出版不況。
大手出版社で黒字という会社はもうない…のだそうだ。
そこへ持ってきて、各社ともお題目となっているのが
『「野球の本」は売れない』
そう経理担当の重役からNGが出されてしまう。
それでも『出してやりたい』とのロマンをもって、そうした”抵抗勢力”にぶつかってくれるある編集者に出逢い、ボクはすべてをお預けしている。
とりあえず来春シーズンインの前に、ついにこうした見返りを求めない野球人やファンを描いたドキュメントを1冊、上梓できそうだが最後まで予断を許さない。
「閑古鳥が啼く…」という表現がピッタリといったパリーグのあの頃。
上記のような知られざるエピソードはいくらでもあった。
閑古鳥でも、「来てくれているのなら」と身を削ってまで魅せようとするプロがいて、同じように「取材陣も閑古鳥」だったため、ボクだけのスクープが幾つもあり、これを表に出さないかぎりボクは成仏できないだろう(笑)。
この川崎のツッパリ応援団のように、見返りのない応援する心に触れると、人はその「応援する先」をあらてめて見直すものである。
だから個人的には、ベイスターズとか旧バファローズとか、スワローズの応援団、そして(今のように出しゃばらない頃の)マリーンズの応援団のような、明るく罪のない諸氏の応援には好感をもって、ついそのご贔屓先を応援してしまうのだ。
だけれども、コペンハーゲンに集結した、わが東京五輪誘致の応援団には共感するものがない。
あの気持ちの悪い15歳の女の子は一体何なのだろう。
招致応援団を演出した総合プロデューサーといった立場の者がいるはずなのだ。
なるほど、さすがに「演技」もやっているとかの彼女はとても薄気味悪くてよかった(笑)。
あんな娘とか彼女は一方的に嫌いである。『抱きたくない女』の筆頭格ともいえる(抱くなよ 笑)。
喋るのは次世代がどうのとか地球の未来的バトンタッチがどうのとか、別にお前に心配されたくはない事だけはたしか…といった、ナフタリンみたいな《どうにもツッコミが入れられない》というだけの語りを、あの大げさで非日常的な、まるでカツゼツ練習みたいな表情でいかにも得意そうに抜かすのは思いっ切り鳥肌ものだった。
特筆すべきはたった一つ。
『英語のスピーチ』ただそれだけで、プラスアルファはない。
ボクはたいへんに視野の広そうでいながら、実は偏狭で独善的な人々の群れから発せられたタワ言としてしか聴こえてこなかった。
この15歳の主張を筆頭に、いかにも日本の上流階級代表を着飾っただけ…といった幾人もの手前ミソメッセージを眺めていてピンと来たのは、間違いなくこのプロデューサー氏は『英語コンプレックス』なのではないか、そう確信した。
あの15歳などは、英語教室などが好む『英語スピーチコンテスト』で高得点を取るものの、ちっとも意義のあることを伝えられないタイプのスピーチである。
…だからどうしたの?と質問されたら、答えに「だから、東京でオリンピックやって下さい」と、まんまと結ぶにはだいぶスカスカ感があるゲテモノ台本にすぎなかった。
スキーが上手いだけの上品オヤジだとか、どこそこのもっともらしいスポーツ団体役員やら、ああした当たり障りのない果てしない一般論や、ただの国連憲章みたいな正論を「大切にしたい…」みたいに、今さらただセメントを上塗りするだけのわかり切ったスピーチの連続。
ボクが彼らの応援団だとしたら、最前列でワザと大あくびをして見せて、『もっと別の内容をしゃべれ』というダメ出しをすることだろう。
少なくとも会場の人々に、アレが『日本人が東京招致に向けて全力を挙げた英知』とだけは思われたくない。彼らが目的を達せたものがあるとしたら唯ひとつ。
『英語がとどこおりなく(米語でなく)スピーチを終わらせる事ができた』たったそれだけのことだった(笑)。
大げさでなく、ボクが英語的なメッセージを聴いていたとしたら、マジで受け止める物はそれだけでしかなかった。どうしてこんなに血が通っていない言葉を「言葉にしただけ」で、国際的に人々の心にアッピールするという誤解を続けているのだろうかフシギだった。
あんなもので、『東京は素晴らしい』『プレゼンは東京が1番』などと思えるガイジンさんがいたら、そちらの神経こそ気が狂っているとボクは思う。
それにしても、会場でのプレゼンVTR映像で、東京誘致というのにカンボジアだのバングラッぽい場所で撮影したとおぼしき、現地人のガキどもが白い歯を出しながらブランコに乗ったり水辺でバシャバシャやる…映像に、おそらく会場全体が「???」「レレレ?」だったのではなかろうか。
エコだの大東亜共栄圏だの東京開催オリンピックではアジアのみんなもみんな待っている…風のエッセンスばら撒きが何だったのか、ちっとも解らない。
だが、それほど後進国サービスしたいんなら、東京はいっそ引っこんで、リオだのマドリッドに道を譲れよといった心理にスイッチしてしまうものだろう。
トータルに観てめっちゃめちゃセンスが悪かったし、精神分裂病患者のいい分みたいだった(笑)。
またそれにしても、ブン学者であるはずの石原都知事の「非文学的メッセージ」ったらない。
あの人今でも「芥川賞」選考委員でしょ、違った?
『茶川賞』?(茶川一郎どうしてるんだろ)。
いずれにせよ、あんな挨拶ではいかな文学賞はムリという事だけは判った(笑)。
ヘタな挨拶をしたら「物書き」としてセンスを問われるという危機感ってこの人にはないのかな。
それだけではない、小谷サンや有森サン、高橋のQちゃん(どうしてロサ・モタ?)やら室伏サンら、彼らは本当の意味での応援団ではないではないか。
ブッキングの上での『営業そのもの』ではないか。
彼らは最近流行りの過疎の町で、「祭りを維持するため」に、『日当を貰ってお神輿をかつぎに来たヨソ者』と何ら変わりはないではないか。
そんな応援団など、ハナから見抜かれているのである。
彼ら彼女らが『カネと引き換えに話す言葉』はメッセージでない事はたしかであって、「有料」であるかぎり、それを正しくは『コマーシャル』とでも呼ぶべきものである。
云っちゃいましょうか?彼らの事務所の名前。
ああしたスポーツ・文化人のタレント事務所がこの「五輪招致特需」で軒並み儲かってますよ。
日本有数の同種マネジメント会社の連中が、この「招致運動」という利権をひっくり返すと、その裏にベッタリと集まって、貼り付いているという構造は知られていない。
国民は招致のためのイベントに、
『わたし、黙って見ていられないので手弁当でやってきました』と、イカニモの使命感を装っているのを見ると「なかなかタレントとしても大したものだ」とボクなどはヘドを吐いている(笑)。
唯一、『(ありゃ、ハリウッド芸術でもお目にかからないなあ)』とこの騒動の中目を惹いたのが、IOC役員らの訪日の際にチラッと30分間だけ見せた…ただ「それだけのための東京都心全景模型」。
この制作費が5億円だったとの事。
これだけではない。
このバカ騒動というか、金持ちセレブらの世間知らずが無理やり東京招致をやったこのギャンブルへ百五十億円が投じられ、今回めでたくパーとなったわけである。
その百五十億円もあれば、あの風前のともし火となった【アニメの館】を一見作ったってまだ30億円もおつりがくるではないか、要らないけれど(笑)。
国民日本全国の人々からこの石原は150円ずつ集めて、強制的に来るはずもない馬券で1点勝負やりやがったのである。
その結果が、この虚しさなのである。
おけら街道歩きながら石原は帰りの飛行機の中で(ファースト?)で泣いたそうだが、もっともっと泣けばいい。ついでに腹も斬って詫びるのが男である。
それが「自腹を斬らず」にバカな賭けを勝手にやって負けた者の始末の仕方だろう。
それができぬなら、せめて成田で土下座して泣きわめいて欲しかった(笑)。
ざっくばらんにコレが「都民税」やらなんやら、公共の金でギャラもビジネスクラス往復も支払われている以上(ビジネス…でない方は、獲得したメダルの色が悪い方という)、ボクは彼らのスピーチの”真意”についてとうてい額面どおり受け取る気になれない。
先だって、悪天候(台風)のなか強行された都内でのマラソンに、Qちゃんが一般参加者がちっとも会場にやって来ないなか、そこら辺のちびっ子を抱え込んで、ほほ笑ましさ着飾ってチャンとアリバイ的にトラックを走っているわけだ、報道カメラの砲列並ぶ区間だけは(笑)。
やっぱりギャラが出ている以上断るわけにはいかないものね。あくまで招致キャンペーンイベントなんだからカタチだけでも報道写真にはしないとね。
ボクはいっそこうした方々に支払われている「招致予算」についての情報公開請求を申し出てみたい。
都議会議員選挙でも「五輪反対」を掲げていた民主党を圧倒的に勝たせた都民をはじめ、草の根レベルでは『東京開催』には否定的だったはずである(鳩山さんの五輪招致にまつわるこの都連とのネジレはいただけないね)。
世論の目はもう相当に鍛えられている。
その頂点が、かの「8・30衆院選での【自民壊滅】」だった。
もう「必死なもの」にしか現代人は動かされなくなっている新たな流れを、このバカ騒ぎのまとめ役となっている、某広告代理店ご自身がご存じないらしい。
ボクらの意識とは別に、テレビのスイッチONにすれば、また新聞を開けば「招致賛成」一色しか見えない光景。まるで競馬馬の両目に取り付けられた【遮眼革(しゃがんかく)】の様相だ。
この後進国なみの質の低い世論誘導術は、《代理店主導》でテレビはじめこうしたマスコミの隅々まで「全員賛成」のバンドワゴンとしてのけん引役を果たしている。
気付いてみれば彼らの狙うところは、「五輪開催」によって引き出される《「経済効果待ち」のお方》ばかり。それに対し反面、庶民のほとんどは『そんなカネのかかかることはやらなくてもいい』と思っているが相場なのではないか。
違うだろうか?
考えてみればボクのようなナリワイの者としては、たしかに五輪東京開催は”収入面では朗報”だろう。
だが、あれだけ野蛮人向け?の世論操作ごときによって、まんまと意のままに誘導されてしまう一人になれというのか。
そこでまた役人経由で、かつての公共事業よろしく限度なくばら撒かれるのは結局、税金である。
そんなのはもうたくさんだ。
さらに腹が立つのは、なにか「東京誘致に反対するものはパラリンピックにも理解がない」かのようにセットで解釈される設定を作っているのはとても卑怯ややり口だと思う。
東京でないと「パラリンピックが冷遇され」かねないとの巧妙なねつ造がここに見てとれる。
これはやめてもらいたい、そうしたパラリンピックを優先させようというのは今や「世界のすう勢」であって、何も東京オリジナルなどではないのだから。
そうした意味で色々な「作戦失敗」がこの招致騒動にある。
かの田中康夫長野県知事が就任してすぐに当たったのが、前吉村知事らや側近らによる県ぐるみの「招致運動」で流れた県民の税金の行方であった。
表に出ているものはスイスのローザンヌだかの山荘借りきってのアゴ足&超豪華お土産つきの接待やら、レイクタホだのアスペンだのと、何の事はない大掛かりな接待と贈賄攻勢によって長野五輪を勝ち取ったようなものなのだ。
こうして工作資金の使途を明らかにできたものばかりではない、その多くは帳簿を県の担当者がなんと「焼いて処分しまった」と、刑法スレスレの証拠隠滅までしたのである。
それでも、さらにウラに最低限約3億円の金が(IOC側役員らへの?)使途不明金となって消えてしまったことを、日本人はもうお忘れになっているのだろうか。
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