************************************************私が全幅の信頼を寄せるもの、それはプロの現場が使うもの。つまり「御用達品」。
そこにはまぎれもなく一定の品質が責任をもって維持されて、また「現場仕様ならでは」の信頼性が補償されている貴重な品々です。
ここには現場で汗水を流し、時には生命を危機にさらしてもいとわない人々、「軍用」「民生用」を問わず、プロたちのノウハウが結晶となって形を作っています。
例えば冒頭の腕時計。
これはルフトハンザドイツ航空のパイロットらのために747個作られたもの。
文字盤の外輪にある数字は、「何リットル燃料を積むと、何キロ航続距離が変わるかを測れる計算尺」になっており、フライトエンジニアにも重宝されている物。
はっきり云って、だから「実生活でなんの役に立つの?」と訊かれたら答えは出ません。
ですが、そうした無用の機能と同時に私というオーナーにはチタンケースからの堅牢性、「パイロット用」という与えられたパーポスによる、設計上の精密度の高さや視認性のほうに大きな魅力を感じ、そのご利益(りやく)を活用させてもらっているのです。
軍や警察への納入品として、無事納入にこぎつけただけの企業も、次々と現場からのリクエストに応える事に追われ、プロのみが知る過酷な使用条件をクリアしようと、企業の存在と責任をかけてこちら側でも必死にモノづくりのプロたちが応えようとしている。
そうした『現場の両面のせめぎ合いから研磨された』品物だけが生き残る…過酷性。
これはお金には代えられない貴重なものです。
そしてさらにバージョンを上げ、次々と研ぎ澄まされたスペックを備えた物へと進化を続けるものです。
これと出逢わない手はないでしょう。
私、前野は身に着けるものからエマージェンシーユースまで、できうる限りそれらすべてをあらゆる現場から手に入れてきます(ここが腕の見せどころ 笑)。
これら人間社会の予選を勝ち抜いてきた『御用達(オフィシャルユース)』品々で、身の回りを包んでゆきたいと夢想しているのです。
一般生活では知り得なかった、モノづくりの秘訣。どうしてこのような機能がこの現場には必要だったか…、そんな苦労噺を聴く度に私は身を乗り出して時間も忘れてしまうのです。
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