代表の前野は、10年も前に日本に数多く潜在していた凶銃《トカレフ》の弾丸が、それまで日本中で採用されていた防弾ベストでは簡単に貫通し、実際に殉職者を出していた事に着目。危機感もあった第一線の部隊や捜査官らの側から求められ、素材の輸入実射実験などを経て、日本警察最高峰の部隊の現用防弾装備の設計助言に関与、納入を実現することで大歓迎されたものです。
その後、日本の法執行官吏らの防弾チョッキが《対トカレフ弾》仕様への進化と更新を見届けた上で、徐々にこの方面の"実歴"を公開して行く事になりました。
最前線に身をさらしてくれる捜査官の生命を、その危機の一歩手前で護り、犯人には一個の人間として「殺人者」としての精神的トラウマを背負わせないばかりか、更正の機会をさえ与え得る・・・この仕事は本当に崇高であったと自己総括しております。
警察機構には多くの罵声や不祥事などへの異論や不信が未だに寄せられたまま…であることには変わりありません。
また、私自身も同様に硬直した機構から宿命的に、にじみ出る各弊害には批判的な意見を持っている者です。
ただ、対トカレフ対策に関わる中で彼ら第一線の「警視庁捜査第一課特殊班」の皆さん。
彼(そして彼女)のように"脅かされた国民の生命"を前に、これほど無条件で、無欲に自らの生命を盾として差し出し、これを守ろうとする…無言の人間たちがこのせち辛い世の中に存在するとは信じられませんでした。
ここには政治も哲学も出世も身分もまことに陳腐でちっぽけでした。 身近に関わった「蒲田・綾人ちゃん人質篭城事件」「お台場上京少年、小学生刃物付きつけ事件」「函館(ニセオウムによる)全日空機ハイジャック事件」「オウム武装対策」「暴力団池袋戦争」等など、実はこの他にも多くの報道発表させない凶悪事犯にことごとく出動して、それらの狂気をほぼ無血で収めてきました。
それらを解決してなお彼らはすべてに"無欲"であり"私利"とは無縁で沈黙したままでいます。そうした彼らの生命を守るという私の使命も、また光栄な仕事でありました。
この伝統を引き継いで、広島県警(大阪・福岡県警)はじめとする特殊班チームは、警視庁SITの指揮の下、例の「岡山バスジャック」で最高の『お手柄』を立てた…のです。
あのバスの中は血の海で、犯人に惨殺された死体が横たわり、刃の部分が40センチもある牛刀が幼女のヒザの上にある…という最悪の条件。
これを各特殊班らが介入してからというもの、思い起こして下さい、あれほど強暴な犯人が(不法監禁を除き)一切の不法行為を重ね(させ)ていない…という事実。これをマスコミはじめ世論は誰も評価してくれないのです。
デイブ・なんちゃらとかというコメンテイターを某ワイドショーは使い、 「アメリカではこうした場合スナイパーで射殺ですよ、またあちらはネゴシエイターという警察官を使うから(解決が早い…)」「ニッポンにはそういう人がいない(のか)」という言葉をタレ流していました。
無事終わったら何にも云いません。
こんな立派な"ネゴシエイター"がバスジャック犯をなだめてすかし、スキをついて立派に仕事を全うしたのではないのでしょうか? まったくバカな国です、気付かないままにされている国民です。
電車の中刷りには週刊誌がこぞって『なぜ撃たぬ』と激していました。
云われずともそうした最悪の事態に備え、銃弾による制圧の準備は欠かしません。それにあの広島のサービスエリアには当然配置され、スコープの標的には犯人が収められていました。
ただ、引き金による制圧という"最悪の事態"に至らずに済ませたのは"知力"であり、"理性"による今日の警察力なのです。
仮にマグナム45、どころか狙撃用銃に50口径ライフル弾でも装てんさせ、デューク東郷にでも引き金を引かせても、あのフロントグラス越しに銃弾を貫通させ、被疑者の頭を貫いて4歳幼女の身柄無事確保は無理です。
たとえ「小枝一本」でも飛行中の弾丸の軌道は大きく干渉を受け、ましてやフロントグラス、あんな厚みを貫いてとなったらむしろ簡単です。 『標的以外』にしか着弾しない…と考えるべきなのです。
こうした"常識"があまりに語られていない。あの時被疑者を射殺するなら脚立上に乗ったままの"交渉役"が、いつでもスタンバイして引き金を引いていたはずです。 しかし、警察側がもっとも危惧していたのは自分の頭の上の被疑者が射殺される…そのトラウマが決定的にあの少女に刻まれてしまう事にあったことです。そうした視点でニュース映像を眺めたお方がどれだけいたのでしょうか。
堺正章から飛び出した女房ドノどころのPTSD心的外傷では済まないのです(笑)。
彼ら特殊班の詳細を各本部の広報は一切、封印してマスコミ取材を拒否、国民が彼らに共感を寄せる途を自ら閉ざしたままです。
私は多くを語る事だけは信義に反し・またいたずらに危険にさらすだけですので自粛しますが、余生を彼らの口惜しさ、それに真意などをでき得る限り代弁し、多くの国民の共感を得て参りたいと考えています。
彼らとのそうした研究のさなかに輸入し、分析材料として使命を終えた、米軍や米捜査官らの一線装備品、そして彼らの職務執行を妨げない限りでの装備品をお譲りしたいと思いました。
なお、厳にお断りしておきますが《これ以外》はお売りできませんし、そもそも有りません。
不毛なお問い合わせなどはこの頭だけで充分です(笑)、聞く耳を持ちませんので先に申し上げておきます。
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