1998年12月4日に、ドラフト外でフィラデルフィア・フィリーズと契約し、プロ入り。 2006年新監督に就任したチャーリーマニエルに見出され、2Aから抜擢され、同5月6日に、メジャーデビューを果たす。 チームにはマイク・リバーサルというリーグを代表する「打てる捕手」がいるというのに、控え捕手がまだ上に3人いる・・・にも関わらずカーロスを見出したのは、リードの良さである。 いまだにメジャー全般は捕手の価値を、「打撃」に比重置いたままだ。 そもそもマニエルは、ヤクルトでの広岡管理野球に招かれて日本にやって来た助っ人だった。
そこで彼はチームメイトを活かせば、結局は自分も活かしてもらえるとの日本流全体野球を学んでいたのである。
投手に低め一杯を投げさせるためにカーロスは身を投げ出して這いつくばっても要求する男だった。 そのひたむきさが指揮官マニエルを動かし、(当時は)打てなかった彼をメジャー昇格させたのである。
それまでの旧体制ではこのフィリーズ、いくら頑張ってもリーグ優勝決定戦にもコマを進められず、万年2位3位に甘んじていたため、大手術に踏み切れなかった体質にマニエルとカーロスがメスを大胆に入れる。その06季こそ年齢と同じ27試合出場に甘んじたものの、カーロスはひたむきだった。(小社とはこの前年からの縁があった)
翌07季に早速成績が出始めた。地区リーグ一位なんとここから毎年5年間2011年まで連続して首位を獲得する。 NLCSでも5回中2度優勝。ワールドシリーズでも2度進出。 07季には敗退するものの、その翌年08季には世界一に輝くのである
驚くべきは、だからといってフィリーズが新たな強力投手陣を補強したわけではなく、新たな強打者を獲得したわけでもなかった。 ひとえに「チーム防御率」を検討し直したからだった。 その誰も気付かぬようなタイトルこそカーロスのような働きぶりであり、その貢献が実を結んだという珍しいエピソードなのである。 2010年は、ロイ・ハラデイが5月29日にフロリダ・マーリンズ戦で完全試合、10月6日にシンシナティ・レッズとのディビジョン・シリーズでノーヒット・ノーランを記録した際に捕手を務めたのもカーロスである。<br>あの『打てない捕手』とされた彼自身も、キャリアハイの打率302を記録している。
2011年は、打率283、6本塁打、40打点を記録し、打率はチームでハンター・ペンスの次に良い打率だった。 2012年には、6月終了の時点で打率が.364と好調で、オールスターゲームにも出場した。<br>10月29日には翌年の500万ドルの契約オプションが行使された。 選手としての特徴肩が強く、2007年、2012年は30%を超える盗塁阻止率を記録した。打撃にはあまり期待できないが時折長打を放つ意外性を持つという評価だったが、近年は打撃の評価も上がっている。
商品番号 |
ruizatd |
商品名 |
こいつがフィリーズを変えた[お願い捕手]ルイーズ |
販売価格 |
10,780円 |
税別価格 |
9,800円 |
送料区分 |
送料別 |
配送タイプ |
佐川急便 |
在庫 |
 |
|