商品詳細

鳥谷軟式説明補足分






★『これが鳥谷くんが今年使っていたグラブです・・・』そうグラブの名匠、江頭重利師から手渡された赤黒い物体。小柄ながらズシリとくる重量、というより質感とか存在感をみずから主張しているものだった。

『(・・・ン・ン!!これは!)』ボクは指を入れながら言葉を失った。

 鳥谷君自身3度目、二年連続のセリーグのショート部門でのゴールデングラブ賞を競り勝ってきた武勲が自信たっぷりに主張していたのである。

 まさしくこれはグラブでありながら、「グランプリでチェッカーを受けたF1マシン」を目の当たりにしているようなものだ。

『(メンドくさくなるなあ・・・)』ボクはそう思って、江頭師らスタッフの顔を見た。

 このマシン、この同じ感触を、広く軟式野球ボールの仲間たちの手の中で再現してやれないか、それには技術的に師がどのように取り組んで下さるのだろうか、さらにまたそれら一個一個を、『鳥谷氏のゲーム前』に納品するのと同様の型付け馴化仕上げ作業を施してもらう。

 そんなあまりに過酷な作業を、そもそも(32年生まれ)82歳のお方にお願いしてよいものだろうか、迷った。

 だが、この名工の仕事をライフワークとして後世の者たちが享受する。この意義は重い。

 じっさい、かつて師に無理やり頼み込んだ『軟式革命』グラブは約500個生み出して、その支持者によってこの現代の名工の偉業を語り継ぐことができた。(彼らの崇高さを表すかのように、それを手放す者がなくヤフオクでも中古品に『8万円』もの落札価格がついていまや伝説化している。)

 たしかに手で重みを楽しんでいるこの「鳥谷グラブ」には、自身3度目、「二年連続セリーグのショート部門」でのゴールデングラブ賞を競り勝ってきた武勲がそこにあふれている。

 その賞獲りレース対抗馬として広島梵(や井端)ら名手が居並ぶ。そして巨人軍の坂本などは2季前までは江頭師のグラブを愛用していたし、同じショートならホークスの今宮が昨季までユーザーだった。

 グラブを替えるのは勝手だが、江頭師の品から「別メーカーへと鞍替え」して、それでもなおGG賞を取り続けるこれだけの事が、(イチロー除けば)いかに至難なことか、同受賞者名簿は冷徹に物語る。

 同じく阪神でこの賞に選ばれた2名のうちもうひとりセンターの大和も、師のグラブで、今季の『リーグベストプレイ』と称されたほどのファインプレイを幾度もキメて、自ら花を添えたのも記憶に新しい。

 古くはイチローから始まって、山崎・辻・平野・小川に福良…等など、ズラリ歴代の名手らひしめくGG賞授賞選手リストをたどると、「F1の世界」でいえば江頭重利のグラブはマクラーレンみたいなものでコンストラクタ部門では通算最多授賞していることになる。彼らはこの江頭のグラブなら『カネは要らない』とみすみす金権商法の大運動具会社からの誘惑を断り続けたツワ者ばかりが名を連ねる。(中には『使ってやる…』とばかりで横車を押して江頭に作らせたうえ、スラッガーのラベルだけ「別メーカーのものと貼り替えて、看板料だけ頂戴する者さえ横行する世界だ。)

『エエですよ、50個。なんとかやってみましょう』江頭師は胸をたたいた。ボクのプロデュースとは久々のコンビ復活となった。

 もう15年も前に、師とは電話で相思相愛となって福岡と東京からちょうど真ん中の新大阪までお互いが出向き念願の初デートとなったあの日を思い出した。

「プロが使う道具と同じ品だったら『オレだって負けないプレーができるかも…』そう心の奥で思っているユーザーは多くいるはず。」

「江頭さん、試合前にプロの選手に届けるつもりの『慣らし済み』の状態で製品を作りませんか。共感する者がどれだけいるか見てて下さい。」

 この時は、ボクが胸をたたいた。

 思えば、当時の運動具界の常識では『軟式<硬式』は絶対であり、『硬式の方が技術的に高等』でありしたがって『軟式グラブは、硬式の亜流で十分(最大手メーカーの「名人」への取材で)』。

 だから、軟式グラブで「1万円以上の品」などありえなかった時代。それだけに『プロ用の部品で江頭手慣らし』とはいえ、「27,000円」の売価という当方の提案には、天下の久保田運動具店としても、あまりに現実ばなれした市場。躊躇するのも当然の注文だった。

 問題は「出来」だった。納品された品と対面しボクの目尻は大いに下がった。

 同じように、80年代のパリーグを代表する名内野手の水上(ロッテ)、辻発彦らも同じように喰いつく様に手にとって微笑んだ。

『へぇ〜、オヤジさんが作ったんですか。これで「軟式用」?幸せだなあこんなのが使えるなんて…今のヒトは(辻氏)』

『これで充分ですよ。言うことない、後は使い手なりに慣れることだけ(水上現ホークス二軍監督)』

 驚いたことに彼らはこのグラブを手に、マスターズリーグで使いこなして見せたし、名は出せぬがホークスの守備固めのA選手が、M社製のグラブでライト前ヒットを眼前にいざバックホーム…という際。

 そのウェブがコシを失くしていたため、低いバウンドのつまみ上げが果たせず、エラーしたのを目撃。応急措置としてこの『軟式革命(のロゴを入れず)オールラウンド用』を貸し出し彼は先入観を持たないまま、喜んでこれを使うのである。

 このとき、期せずして「軟式グラブ」がNPB公式戦(!)で、史上最初(で最後)のデヴューを飾った瞬間となった。彼の名誉もあるので今でもその種明かしはしていないけれども、「Mひと筋」だった彼が、その日から引退まで『江頭党』へと宗旨変えしたところからもご判断いただきたい。

 結果はいうまでもなく、我われの「軟式革命」グラブは、『元プロ』はじめ強豪大学軟式野球部から名門中学まで、全国の脱硬式で現在は軟式ボールに直面するファンの元へ吸い込まれ、それが支持者となって応援してくれたのである。

 それは5年続いただろうか、もともと売り上げが欲しくて始めた事業ではないため、媚びを売ってまで維持するべき『革命』ではない。

 支持者であるはずが、そのうち「ラベルの色をピンクにしろ」「ネーム刺繍を入れてくれなきゃ」などという理解者ならぬ『俺は客だ』と名乗る人種までが参入するようになった。『獲れない打球が獲れるようになるならナンでもやる』つもりの我われにこうした「例外」は相手にしなかった。

 しまいには「革ヒモの更新をしたいが、福岡に送って江頭さんにやらせてくれ」ときた。もう限界だった。ここまで野球に熱意のない人間にまで喜びを届けるべきなのだろうか。いかな過保護福祉社会であっても、それは狂っているとボクは思う。そもそもいくら上手に送っても、3者のやりとりだけで最終的に宅配便だけで四千円以上の運賃がかかるワケである。

これを境にして、「当初の使命は果たした」と区切りをつけ、一方的に『軟式革命』から手を引いたのである。
そして2015年を期して、江頭師にお手柄の鳥谷氏…『最前線で使うものをそのまま「軟式革命」で!』こんな理想のグラブを手に出来ることなんてないだろう。

甲子園の修羅場、あの漆黒の内野を凌駕してきたノウハウと、「球界唯一の現役グラブ名工」が届けていた設計図そのままに、その手で我われにその味を体験させてくれる。
こんなことは、運動具業界でも最初で最後となるだろう。考えてみれば日米の業界でも初ということだ。

この痛快さといったらない。

(有)流体力学・旭堂 代表 前野 重雄拝

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 ★★★★★★困乱防止のため、こちらの窓口からではご注文できません。★★★★★★

 

商品番号 torihosoku
商品名 鳥谷軟式説明補足分
販売価格 45,360円
税別価格 42,000円
送料区分 送料込
配送タイプ 佐川急便
在庫

数量:

あの頃、
ボクの心のヒーローだったスターのぬくもり、
それを「身近に置ける」ようになったいま、
「夢」を夢で終わらせない…。

真贋を見きわめたうえ、
ご提案しています。
 

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鳥谷軟式説明補足分






★『これが鳥谷くんが今年使っていたグラブです・・・』そうグラブの名匠、江頭重利師から手渡された赤黒い物体。小柄ながらズシリとくる重量、というより質感とか存在感をみずから主張しているものだった。

『(・・・ン・ン!!これは!)』ボクは指を入れながら言葉を失った。

 鳥谷君自身3度目、二年連続のセリーグのショート部門でのゴールデングラブ賞を競り勝ってきた武勲が自信たっぷりに主張していたのである。

 まさしくこれはグラブでありながら、「グランプリでチェッカーを受けたF1マシン」を目の当たりにしているようなものだ。

『(メンドくさくなるなあ・・・)』ボクはそう思って、江頭師らスタッフの顔を見た。

 このマシン、この同じ感触を、広く軟式野球ボールの仲間たちの手の中で再現してやれないか、それには技術的に師がどのように取り組んで下さるのだろうか、さらにまたそれら一個一個を、『鳥谷氏のゲーム前』に納品するのと同様の型付け馴化仕上げ作業を施してもらう。

 そんなあまりに過酷な作業を、そもそも(32年生まれ)82歳のお方にお願いしてよいものだろうか、迷った。

 だが、この名工の仕事をライフワークとして後世の者たちが享受する。この意義は重い。

 じっさい、かつて師に無理やり頼み込んだ『軟式革命』グラブは約500個生み出して、その支持者によってこの現代の名工の偉業を語り継ぐことができた。(彼らの崇高さを表すかのように、それを手放す者がなくヤフオクでも中古品に『8万円』もの落札価格がついていまや伝説化している。)

 たしかに手で重みを楽しんでいるこの「鳥谷グラブ」には、自身3度目、「二年連続セリーグのショート部門」でのゴールデングラブ賞を競り勝ってきた武勲がそこにあふれている。

 その賞獲りレース対抗馬として広島梵(や井端)ら名手が居並ぶ。そして巨人軍の坂本などは2季前までは江頭師のグラブを愛用していたし、同じショートならホークスの今宮が昨季までユーザーだった。

 グラブを替えるのは勝手だが、江頭師の品から「別メーカーへと鞍替え」して、それでもなおGG賞を取り続けるこれだけの事が、(イチロー除けば)いかに至難なことか、同受賞者名簿は冷徹に物語る。

 同じく阪神でこの賞に選ばれた2名のうちもうひとりセンターの大和も、師のグラブで、今季の『リーグベストプレイ』と称されたほどのファインプレイを幾度もキメて、自ら花を添えたのも記憶に新しい。

 古くはイチローから始まって、山崎・辻・平野・小川に福良…等など、ズラリ歴代の名手らひしめくGG賞授賞選手リストをたどると、「F1の世界」でいえば江頭重利のグラブはマクラーレンみたいなものでコンストラクタ部門では通算最多授賞していることになる。彼らはこの江頭のグラブなら『カネは要らない』とみすみす金権商法の大運動具会社からの誘惑を断り続けたツワ者ばかりが名を連ねる。(中には『使ってやる…』とばかりで横車を押して江頭に作らせたうえ、スラッガーのラベルだけ「別メーカーのものと貼り替えて、看板料だけ頂戴する者さえ横行する世界だ。)

『エエですよ、50個。なんとかやってみましょう』江頭師は胸をたたいた。ボクのプロデュースとは久々のコンビ復活となった。

 もう15年も前に、師とは電話で相思相愛となって福岡と東京からちょうど真ん中の新大阪までお互いが出向き念願の初デートとなったあの日を思い出した。

「プロが使う道具と同じ品だったら『オレだって負けないプレーができるかも…』そう心の奥で思っているユーザーは多くいるはず。」

「江頭さん、試合前にプロの選手に届けるつもりの『慣らし済み』の状態で製品を作りませんか。共感する者がどれだけいるか見てて下さい。」

 この時は、ボクが胸をたたいた。

 思えば、当時の運動具界の常識では『軟式<硬式』は絶対であり、『硬式の方が技術的に高等』でありしたがって『軟式グラブは、硬式の亜流で十分(最大手メーカーの「名人」への取材で)』。

 だから、軟式グラブで「1万円以上の品」などありえなかった時代。それだけに『プロ用の部品で江頭手慣らし』とはいえ、「27,000円」の売価という当方の提案には、天下の久保田運動具店としても、あまりに現実ばなれした市場。躊躇するのも当然の注文だった。

 問題は「出来」だった。納品された品と対面しボクの目尻は大いに下がった。

 同じように、80年代のパリーグを代表する名内野手の水上(ロッテ)、辻発彦らも同じように喰いつく様に手にとって微笑んだ。

『へぇ〜、オヤジさんが作ったんですか。これで「軟式用」?幸せだなあこんなのが使えるなんて…今のヒトは(辻氏)』

『これで充分ですよ。言うことない、後は使い手なりに慣れることだけ(水上現ホークス二軍監督)』

 驚いたことに彼らはこのグラブを手に、マスターズリーグで使いこなして見せたし、名は出せぬがホークスの守備固めのA選手が、M社製のグラブでライト前ヒットを眼前にいざバックホーム…という際。

 そのウェブがコシを失くしていたため、低いバウンドのつまみ上げが果たせず、エラーしたのを目撃。応急措置としてこの『軟式革命(のロゴを入れず)オールラウンド用』を貸し出し彼は先入観を持たないまま、喜んでこれを使うのである。

 このとき、期せずして「軟式グラブ」がNPB公式戦(!)で、史上最初(で最後)のデヴューを飾った瞬間となった。彼の名誉もあるので今でもその種明かしはしていないけれども、「Mひと筋」だった彼が、その日から引退まで『江頭党』へと宗旨変えしたところからもご判断いただきたい。

 結果はいうまでもなく、我われの「軟式革命」グラブは、『元プロ』はじめ強豪大学軟式野球部から名門中学まで、全国の脱硬式で現在は軟式ボールに直面するファンの元へ吸い込まれ、それが支持者となって応援してくれたのである。

 それは5年続いただろうか、もともと売り上げが欲しくて始めた事業ではないため、媚びを売ってまで維持するべき『革命』ではない。

 支持者であるはずが、そのうち「ラベルの色をピンクにしろ」「ネーム刺繍を入れてくれなきゃ」などという理解者ならぬ『俺は客だ』と名乗る人種までが参入するようになった。『獲れない打球が獲れるようになるならナンでもやる』つもりの我われにこうした「例外」は相手にしなかった。

 しまいには「革ヒモの更新をしたいが、福岡に送って江頭さんにやらせてくれ」ときた。もう限界だった。ここまで野球に熱意のない人間にまで喜びを届けるべきなのだろうか。いかな過保護福祉社会であっても、それは狂っているとボクは思う。そもそもいくら上手に送っても、3者のやりとりだけで最終的に宅配便だけで四千円以上の運賃がかかるワケである。

これを境にして、「当初の使命は果たした」と区切りをつけ、一方的に『軟式革命』から手を引いたのである。
そして2015年を期して、江頭師にお手柄の鳥谷氏…『最前線で使うものをそのまま「軟式革命」で!』こんな理想のグラブを手に出来ることなんてないだろう。

甲子園の修羅場、あの漆黒の内野を凌駕してきたノウハウと、「球界唯一の現役グラブ名工」が届けていた設計図そのままに、その手で我われにその味を体験させてくれる。
こんなことは、運動具業界でも最初で最後となるだろう。考えてみれば日米の業界でも初ということだ。

この痛快さといったらない。

(有)流体力学・旭堂 代表 前野 重雄拝

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 ★★★★★★困乱防止のため、こちらの窓口からではご注文できません。★★★★★★

 

商品番号 torihosoku
商品名 鳥谷軟式説明補足分
販売価格 45,360円
税別価格 42,000円
送料区分 送料込
配送タイプ 佐川急便
在庫

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